In article <YAS.04Oct12040731@kirk.is.tsukuba.ac.jp>,
 yas@is.tsukuba.ac.jp (Yasushi Shinjo) writes:
> 新城@筑波大学情報です。こんにちは。
> 
> fjの「非営利」とか「実名(不特定多数排除)」は、JUNET時代の
> 考え方を引き継いだものです。原点を見るのも面白いでしょう。
> 
> > From: kusumoto@etlcom.etl.JUNET (Hiroyuki Kusumoto)
> > Newsgroups: fj.guide.general
> > Subject: 1 JUNET
> > Message-ID: <TEBIKI88257719572@etlcom.etl.JUNET>
> > Date: 2 Feb 88 13:26:54 GMT
> >  JUNETの参加組織は、 JUNETを営利目的に使用してはいけません。さらに JUNET
> > の利用者として不特定多数の参加は認められていません。これは JUNETに参加し
> > ている組織のホストに正式にログインアカウントを持っている人に利用者は限ら
> > れるという意味です。どんなに多くの人数でもこれは特定多数であると解釈され
> > ます。ちなみに端末を道端に置いて道行く人に使わせるというのは特定多数には
> > ならないのでいけません。
> 
> この記述は、fj/JUNETの存亡に関わっていた記述です。これが満た
> されないと、郵政省(当時)からオトリツブシがかかりかねないとい
> う状態でした。つまり、fj/JUNET が流行って、第2種通信事業者
> (VAN業者)の商売にさしさわる可能性があったわけです。それは郵
> 政省としては絶対に避けなければいけないことです。電子メールが
> はびこって普通の郵便物が減ることも。それで上のような話で手を
> 打ったということなんだと思います。私は当事者ではないので、詳
> しくはわかりません。ですが、郵政省のインターネットに対する冷
> 遇ぶりは今となっては想像できないほどのものはありましたから、
> 私はかなり真実に近いと確信しています。郵政省はOSI推進でしたし。

通産省もOSI推進ですね。というか、閣議決定されていたはずです。この閣議
決定は引っくり返ったのでしょうか?


ところで、1990年前半に、マルチメディアメールを使える人たち(って、
Nextstepユーザなんだけど)にお達しがでました。それは

「JUNET経由で音声を含むメールをやり取りしてはいけない。(mimeではないの
でヘッダ等で音声であるかどうかもわからないので全面的にマルチメディアメー
ル禁止)」

これは、専用線(WIDE)と公衆回線(uucp)を音声でつなぐと「公専接続」として
違法となる可能性が発生するから。

という、なんともやりきれない自主規制があったものです。仕方ないので、
Nextstepユーザ同士でuucpネットを作り上げていました。

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   ___     わしは、山吹色のかすてーらが大好きでのぅ
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