毎回、激論ありがとうございます!次は浮力です・・

浮力はどう考えたら正しい自然認識に至るでしょうか。水中の物体が同じ体積の水と同じ重さだけ軽くなるというのはアルキメデスによって発見されました。さらに静水圧はあらゆる方向に働くというパスカルの原理から教科書のように計算されるということが示されるといいます。そこで話を空気中に移したらどうでしょうか?空気中の浮力も上下の気圧差から計算されるのでしょうか?

その昔、まことしやかに分子運動が原因であるかのように語る者がおりました。私は大学生でした。

しかし、

1)分子運動が原因ならば水は下へ行くほど熱くなければ浮力にならない
2)明らかに上方の水と下方の水の分子運動に差は見られない
3)上ほど熱くすれば下へ行きやすくなるなどの報告は聞かれない

等の理由から否定されます。原因、というからには原動力でなければならないでしょう・・

空気中の浮力はどうか。今度は上下の気圧差から浮力を算出することは通常行わず『アルキメデスの原理』を直接に使って計算することが多い。実際、微々たる量ゆえなのであろうかと思われるのだが、両者を合わせて考えてみれば水中と空中とで原動力を使い分けるような解き方をするのはあまりにもオカシイ!

で、考えたのだが

4)浮力現象の原因は重力であって分子は退けばそれでよい
5)重力は重力源に直接に作用するが抗力は均質に作用するとしたら説明できる
6)やはり空気中の場合がはっきりしない

てな具合です。基本的には『分子運動原因説』さえ否定できたらそれでいいんですけど真相はどこにあるのでしょうか?