真木子です。

「映画は大映」第2弾はおなじみ『ガメラ』や『大魔神』。
仕事が早く片付けば『大魔神』が観られそうな日が1日だけあるけど、どうかな。


第19話「今日の命、明日の命」

意識を取り戻して逃げようとする及川を、ファルコでさらって飛んでいくビース
ト。ヒドラは「出直しだ!」と退却。

マヨネーズがゲートを誘拐したと聞いて驚く面影堂の面々。
そこにコヨミが魔宝石を持って帰ってきて、ファントムからと聞いてこれまた驚
く一同。

及川に、ファントムが欲しい、どうすれば生まれるんだと訊く仁藤。「なんかあ
んだろ! ほら、呪文とかさ」それは本人が知ってると思うほうが無理がありま
すがな。
「・・・家に帰る。君の妄想には付き合ってる暇はない」

家までついていく仁藤。
及川は妻の肖像画に真面目に話しかける。妻が死んでからは絵が描けなくなり、
この絵と話すことだけが生きる希望だと言う。

けっこう有名な絵描きということで、凛子が調べた情報をもとに及川の家にやっ
てきた晴人たち。
ドアを開けたのは仁藤。「あ、ど〜も。魔法使いなら間に合ってますんで、はい」
そこに押し入って晴人は仁藤を引きずり出し、凛子は警察を名乗って及川と話。

ファントムはゲートの命を奪って生まれると聞いて愕然とする仁藤。だが自分も
明日をも知れない命だと訴えると、
「ゲートの命は、いま危ないんだ。明日の命より、まずは今日の命だ」
呆然と庭にひっくり返っていると、今度は凛子が出てきた。晴人は暢気じゃな
い、自分の命をかけていると告げる。
「ゲートが絶望してファントムを生み出すところを、晴人君は見てるから。この
悲劇を止められるのは、魔法使いだけ。だから、自分が戦うしかないって」

及川の家にたどり着いたヒドラ。「ちっ、魔法使いに先を越されたか」

及川の家に泊まり込む一同。仁藤も庭でバーベキュー。
本当は怖いから気を紛らわせてるのかもという瞬平の発言に、なんとなくみんな
沈黙。

「明日のためにゲートを犠牲にするのは後味が悪い。かといってファントムを食
わないと、俺が死んじまうしな・・・」

翌朝。及川は絵とともに面影堂に避難することに。
晴人は絵の裏に手紙を発見。でも及川氏に教えないのね。

待ち構えていたヒドラ。晴人が変身して立ち向かうが、その間にグールたちが絵
を奪う。絵をめちゃくちゃにするヒドラ。
そこに仁藤が飛び蹴り。グールを蹴散らす。
「とりあえず、明日のことを今日は考えないことにした。今日は今日をちゃんと
生きる。明日のことは、それからだ」
変身。「じゃあ、ランチタイムだ」
「召し上がれ」

及川がひび割れ始めているが、ヒドラの相手をしているウィザードは近づけない。
ビーストは『バッファ』『ゴー! バッファ、ババババッファ』で腕力アップ。
地面を叩いただけでグールを一掃し、及川の所へ。
「ゲートは俺が助ける。そいつは任せたぞ」
「え?」
「こうなったのは、あのときこいつを倒さなかった俺の責任だからよ」
ビーストも持ってるんだ、エンゲージ。ファントムがどこから来るかも知らな
かったくせに、使い方まで知ってる。

アンダーワールドに入ると、翼でできたムカデみたいな怪物が出現。
「とんだ大ピンチだぜ! だが、ピンチはチャンス。来い、キマイラ!」
『キマイライズ』

ウィザードはランド・スタイルで地中から攻撃するが、叩きつけられてピンチ。
そこにコヨミが新しい指輪を届ける。
『ランド、ドラゴン』『ダンデンドン、ズドゴン! ダンデンドンゴン!』

木の上で見ている風船ガム兄ちゃん。
「四つのエレメントはすべて進化した。もう戻れないよね。さあて、どうなるの
かな?」

『チョーイイネ、グラビティ、サイコー!』
地面にめり込むヒドラ。さらに持ち上げて振り回して押しつぶす。
『チョーイイネ、スペシャル、サイコー!』
両手に巨大な爪。
ここまで見届けて、風船ガム兄ちゃんは去る。
ヒドラ爆発。

ビーストはキマイラの背に乗って空中戦。
「さあ、メインディッシュだ!」
正面からガブリ。魔力は食えたってことかな?

ビーストが戻ると及川が目を覚まし、ボロボロになった絵に泣きつく。
「済まなかった。でもまだ希望はなくなっちゃいない」
絵に隠してあった妻の手紙を渡す晴人。
『私のことを振り返るより、新しい絵をいっぱい描いて。私達の家があなたの絵
で埋まるくらい。それが私の希望です』
「奥さんは今も、あんたの絵を楽しみにしてる。その希望を叶えてやることが、
あんたにとっても希望なんじゃないのか?」
「・・・ああ。そうだな」

帰り道。晴人が仁藤のアンダーワールドに入ってファントムを倒せばいいのでは
と思いつく瞬平。
なるほど、となる一同だが、指輪をはめる寸前で「断る!」
男に指輪をはめてもらう趣味はない、と。男にはめてやるのはいいのか?
「俺の中にいるキマイラは強えからな。返り討ちにしちまったら後味が悪い。次
は正々堂々と勝負だ」
我が永遠のライバル、とか言いながら去っていく。

○CM
「ネット社会でまきおこる事件を予見したストーリー!!」
『グリッドマン』20周年ね。
「電光超人」は英語だと「THE HYPER AGENT」なんだ・・・


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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp