MiteHARU #11 (9/12)

村上 ＠鎌倉市です。

皆様ごきげんよう。ようやく書けた、

『マリア様がみてる〜春〜』#11「レイニーブルー」Un bleu pleuvieux

の感想です。

●遊園地キャンセル

まだ 1回目のキャンセルのようです。科白は 2回目の科白です。原作の 1回目
だと、中間テスト前なのと、まだ何の疑いも持っていない頃なので、実に素直
に聞き入れてます。2回目は、瞳子が関わってきて、不安が増してきてます。
アニメだと一遍にやってますね。


祥子さまの、祐巳を見つめる目がすまなさそうです。と言うか、後ろめたそう
です。

●6月のカレンダー

珍しく 2004年のものです。6/3 まで線が引いてあるので、今日が 6/4 である
事が分かります。

原作だと 5月、マリア祭の次の日から始まるのですが、分かりやすく 6月から
始まってます。

●清子小母さまも、お父さまも、お祖父さまもも元気

じゃあ、残りは？

●雨の日も嫌じゃなくなる

でもその傘は……

●忍者同好会三奈子さま

出たな出歯亀娘。彼女の口から祥子さまと瞳子ちゃんの、堂々とした密会（矛
盾）がばらされます。

●瞳子は、一緒にドライブできるだけで嬉しいもの

再来週明かされる行き先を考えると、「嬉しい」とはとても言えないような(^^;

●紅薔薇革命

破局!! と大きな文字が躍っています。「躾」の写真が印象的ですが、蔦子さ
んはこういう用途では貸し出さないでしょう。

でも、黄薔薇もそうですが、こういう場合革命じゃなくてクーデターでは？

●関係が壊れて欲しくない

余計に追いつめてるようにも見えますが(^^;

●チョコレートコート

腕を組んでいるのが白川寧子と伴真純、沈んでるのが林浅香でしょうね。
Cobalt 2004年 2月号での短編らしいです。

何でも、「寧子が真純と間違って浅香を妹にしてしまった」とか言う酷い話ら
しいです。

それにしても、黒いのが恐いです(^^;; 世界を革命しそうです。

●浮気に二股

なんか、女同士の関係で「浮気」だの「二股」って単語が出てくるのが凄いで
すね。これも「姉妹(スール)」と言う友達・先輩後輩以上の密接な間柄から来
る影響でしょうか。姉妹制度は、得られるものも多いとは思いますが、いざこ
じれると質の悪いものになるようです。

●明日こそ遊園地デート

晴れる？雨天中止の方が確率高そうな(^^;

それにしても、上手い所でオリジナルを追加してきました。

●回転

原作だと、制服が夏服に替わったので回転してます。当然薄手の制服のスカー
トなので膨らみます。こんな堅いスカートと違って。まるでどっかの 13歳メ
イドのような姿、見てみたかったです。

●祥子さんとのデートが、そんなに嬉しいかね

祐麒が呆れて読んでた Tokyo Walker(?)、デート特集でしたね。女同士の特集
は載ってないと思いますが(^^;

●福沢みき登場

まさか、福沢みきさんが声つきで登場するとは思いませんでした。高校の頃は
髪を二つに分けてますが、おばさんになるとそんな事はしてないようで。

●これで何度目だと思ってるんですか？

アニメだと 2度目です。原作だと 3回目ですね。仏様も怒ります。いや、マリ
ア様にしときましょうか。

●ベッドシーン

声も出ず、突っ伏す祐巳が色っぽいというか、可哀想というか。

●祥子さまの忘れ物

やけにベルトが細い腕時計ですね。

二人を見つめる祐巳が悲痛です。って言うか疑心暗鬼？

●紫陽花の七変化

土壌の成分によっても変わってくるらしいです。それで、死体が埋められてい
るという推理もののネタがありました。

人の心なんて、しょっちゅう色は変わると思いますが(^^;

●丁度一段落したので

志摩子さんと乃梨子の関係が？

●次の約束をください

今まで、祐巳が祥子さまに必死におねだりを言ったというか、困らせてまで迫
ったのは初めてではないでしょうか？何故祐巳がこんなにも必死なのか、そこ
まで祥子さまは考えが及ばないようです。

●祥子さまに耳打ち

あの話なんでしょうが、何故瞳子はその情報を得たのかはよく分かりません。
携帯は持ってないし。校則で禁止？（こっそり持ってるのかも）、校内放送が
あったわけでもない。もしや、瞳子は祥子さまの連絡代わりとして、公衆電話
から家に電話を定期的にしているとか。まさか何かあった時は、毎回車が来て
いるとか。

●私より、瞳子ちゃんを選ぶんですね

選んだのは祐巳よりもあの人。瞳子はただの付き添い。祥子さまにとっては。

ここで、何故「瞳子を選ぶ」と言う発想も理解できないし、元から比べる事な
どあり得ないくらい次元の違う存在でしょう。

「聞き分けのない妹」と言うだけでなく、「天秤に乗せられるだけ信じられて
いない」事にも起こったのかもしれません。

●傘泥棒

学校からの帰りに盗られたように変更されています。そのためか、買ったのは
バターではなく、普通の品物のようです。それにしても、急に降り出した訳で
もないのに、傘を盗っていくとは。

●福沢裕一郎登場

まさか裕一郎氏まで登場するとは思いませんでした。科白は無いですけど。こ
れで、福沢家は全員登場です。

●私の大切な *もの*、盗らないでよ!!

お祖父ちゃんの形見の傘、子供の頃から祐巳に元気を与えてくれた傘。替えの
効かない特別な傘。今の状況から、祥子さまになぞらえるのは当然でしょう。

●また日曜日が来た。

もはや印も付けてません。結構細かい演出です。

●小笠原家メイド

あ、山村先生、小笠原家でメイドのバイトしてたんだ(違
原作だと「中高年の女性の声」とあります。中高年……(^^;
まぁ、酔っておしぼりを投げつけるような人は中高……ああっ!! サーヤ様の
恐ろしい形相が!!

●瞳子と一緒だから安心して

3P!?(大違

●部屋の中に入れてもらえない

瞳子って、柏木の属性って知ってるんでしょうか？

●これが、答え

祥子さまは瞳子を選んだ。そして祐巳は祥子さまとの決別を選んだ。

●まさか

由乃さんの微妙な間が、深刻さを理解しています。

●会えるような気がしていたわ

そりゃ、下駄箱ではってれば。

●あなたには、ちゃんと話さなければならないわね

ここで話していれば、後の事件は起きなかったでしょうね。

●続きをお話になったらいかが？

瞳子自体は特に悪い事はしていないし、その自覚もないので（でもこの娘は本
当に悪い事してても、自覚は持たなさそうだ(^^;）、少しでも紅薔薇姉妹の時
間を作ってあげようとする心遣いでしょう。

が、今の祐巳にとっては「見せつけ」以外の何ものでもありません。

●雨の中、走る祐巳

結構、決まって走ってます。原作だと鞄は股に当たり、傘もひっくり返って、
無様に走ってます。倒れた時もそうでしたが、無様なシーンは見栄えがするよ
うに表現されていますね。

●聖さま!!

佐藤聖登場。なんかご都合主義的に現れます。原作だと、前に志摩子を心配し
て現れてるし、この日も友人らと帰ってたら「たまたま」出会うのですが、ま
るで祐巳のために現れたように見えます。

●祐巳…

ここら辺から、祥子も廃人モードに……

時間もなかったんでしょうが、祥子もかける声が分からなかったんでしょう。
「祐巳に嫌われた」と思いこんでますから。

●お姉さま!!

いや、今叫んでももう遅いって。

それにしても、このシーンの作画、制服がワンピースではありません。前期で
もたまに間違えてましたね。

●予告

ことわざ集です。

●総評

原作が単行本の 1/3 と短い所為か、それなりに良い感じにまとまってます。
これ書くの 3度目(^^;

マリみて最大の鬱話。単行本の人は、この後 3ヶ月待たされ、レイニー止めと
して伝説に残っています。

端から見てると、お互い胸の内をさらけ出さなかったのがこじれた原因ですね。
ヴァレンタインの失敗を、まだ消化しきれてないようです。

こじれた二人も不幸ですが、最大の不幸は勝手に悪役にされた瞳子のような(^^;


それでは、ごきげんよう。

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┃  村上 智一   ( TomOne )     鎌倉市在住             ┠┐
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