現在放映中の特撮番組で、唯一安心して視聴できるジャスティライザーです。

第19話 「脱出!生きる力」です。
僕にもまだ、帰るところがあるんだ。(違)


○ハデスの玉座
「デスタランよ。
貴様を呼んだのは、他でもない」
ハデスの前に跪く、マントの怪人。
「承知しております、カイザー・ハデス。
ジャスティライザー抹殺の任務、ぜひ私にお申し付けください!」
「頼もしいな。
それでこそ、カイザー・ハデス親衛隊の精鋭・・・」
「行け、デスタラン!憎きジャスティライザーを、一人残らず葬り去るのだ!!」 

「ははっ!!」

その顔には、大きな×。
デリート許可!(違)
精鋭と言われても、二番手ってことは前座ですね・・・。

○湾岸地区
ジャスティクリスタルを握り、精神を統一する澪さん。
そこへ、バイクに乗った神野が現れた。

あれは、CB1300ですか?

音に気づいて振り向くと、ジャスティクリスタルが輝く?
「神野さん」

神野が振り向いたところに、真也がいたようだが、省略されたみたい。

「なぜ俺たちのことをつけ回す?」
神野に詰め寄る真也。
「つけ回す?偶然さ」
「そんなはずが無いだろう!」
「教えてください。
あなたはどこまでご存知なんですか?」
「聞いてどうする?」
「450年前、ノルンはステラ・アレイによって、ハデスを封印しました。
ハデスを見つけ出し、もう一度封印することが出来れば!
今もその方法が無いかと、ノルンの言葉を待っていたのですが・・・」
「死んだはずのノルンと、君は話が出来るのか?」
「やっぱりノルンのことも、ご存知なんですね?」
「ライザー星から地球に来たということは知っている。
450年前に死んだことも」
「どこでそれを知ったんだ!?お前は何者だ!」
「・・・!」
神野が澪を押し退けると、彼女がいた場所に矢が飛んできた!!
塔の上に、デスタランがいる!
「あれは?」
「カイザー・ハデス親衛隊の一員、デストコマンド、デスタラン!」
「デスタラン?」
呆気に取られている澪さんを促し、「逃げろ!!」
「死ね!デスニードル!!」
命中率は、悪そう・・・。

変身して戦うガント!
カゲリも参上!
「お前が二人目のジャスティライザーか?!」
「三人目もいるぜ!」
グレンも見参!
飛び回りながら、3人に矢を放つデスタラン!
だが、走り回る彼らには、全然当たらない・・・。

弾道の落差が激しくて、興ざめ・・・。
合成の方は、まっすぐ飛んでるのに。

「お前たちの力は分かった。
次に会うときが、ジャスティライザーの最後だ!!」
デスタランは、空に消えた・・・。

澪さんたちは、神野が助けていた。

○伊達電気店
今週も、源さんは不在らしい。
神野を連れ込んだ真也たち。

すご〜く、迂闊なような・・・。

「これは、尋問か?
こんな所に連れてきて、逃げられないように周りを取り囲んで」
「ごめんなさい、そういうつもりじゃ・・・。
でも、どうしても教えて頂きたいんです」
「あいにくだが、俺はハデスを封印する方法など知らん」
さっき不在だった翔太たちは、それを聞いて・・・。
「封印ってなんだよ?やっつけるんだろ?
澪さんだって、あいつに向かってそう言ったじゃないか」
「・・・戦わずに済む方法があれば、それに越したことはありません」
「ちょっと待ってよ!」
「でも・・・そうかも知れない」
戦いの巻き添えになる人のことを思うと、ユカちゃんも澪さんに賛同する。
「俺たちは、ステラ・プレートも守れなかったんだぞ。
封印したって、また破られたら意味無いじゃん!!」
ハデスを探す方が先決と、竹刀を手に店を飛び出す翔太!
「仲間割れか。
君たちの結束も、まだまだのようだな・・・」
神野、鋭いツッコミ。
「一つだけ教えてやろう。
ハデスは君たちが思っている以上に、強力な軍事力を持っている」
全宇宙を征服するために、それをあちこちに派遣しているのだ。
今の地球方面指揮官ゼネラル・バッカスは、ハデス親衛隊デストコマンドを率いている。
ゲリラ戦主体だった、ドクター・ゾラとは戦力が違う。
「話はここまでだ。
信用するかどうかは、勝手だがな・・・」
「待ってください!
まだ、あなたが何者なのか・・・」
「そのうち判る」
神野は出て行った。

「ハデスは、全宇宙の征服を狙っている・・・」
「もしその宇宙艦隊が、地球に責めてきたら・・・」
「三人のジャスティライザーだけで、守りきれるのか?」
「・・・」

そのときは、蘭ちゃんに交信を・・・(違)

ふと気がつくと、澪さんがいない!
神野を追って行ったようだ。
慌てて追いかける真也たち。

○神社
ハデスを探す!と息巻いて出てきた翔太。
結局、境内で竹刀を振る。
「今更封印したって!
やっつけるしかないじゃないか!
そのために選ばれたんだ!俺たちは!!」

『戦わずに済む方法があれば、それに越したことはありません』
『あたしたちが戦うことで、巻き込まれて傷つく人もでるかもしれないじゃない』 

「もう、出てるよ・・・」源

○ビル街
澪さんの尾行に気づきながら、神野はビルの奥へ。
神野が入った部屋で彼を探す澪さん。
だが、姿は無い。
真也が駆けつけ、澪さんを外へ連れ出そうとしたとき、建物が揺れた!
「!」
デストボーグ・レオガイアスが、外で暴れているのだ!!

たっくんオルフェノク!(違)

崩れる天井!!
真也はインローダーで助けを呼んだ。
「翔太!ユカ!聞こえるか!
澪さんと一緒に、ビルの地下室に閉じ込められた!」

○神社
「待ってろよ、すぐに助けてやるからな!」
現場に急行しようとした翔太の前に、デスタランが立ちふさがる!
「装着!」
デスニードルを連射するデスタランに、接近できず苦戦するグレン。

○ビル街
吠えるレオガイアス!
次々にビルを破壊していく!

真也たちは、瓦礫に埋まって身動きできない。

○神社
よけた矢が灯篭に跳ね返り、グレンの左腕に突き刺さった!
「うっ!!」

○ビル街
現場に近づくユカちゃんと麗香さん!
「あの怪獣がビルを壊したんだわ!」
「怪獣はあたしが。
麗香さんは澪さんたちを!」
変身したユカちゃんは、ライゼロスを召喚!

○神社
「ちっくしょう!腕がしびれて、動かねぇ!」

○ビル街
レオガイアスが足を動かすたびに、地下の天井が、壁が崩れる!

星神獣ランガも召喚、ニンライザーへ合神!
吠えるニンライザー!
レオガイアスも負けじと吠える!

衝撃でインローダーを手放してしまった真也、必死に腕を伸ばすが、瓦礫に阻まれて届かない!
ベーターカプセルごっこ・・・。

「ハウリング・バースト!」
レオガイアスを弾き飛ばす!

その衝撃で、柱が倒れた!
「うわぁ!腕が!!」
『真也さん!』
『真也、聞こえるか?返事をしろ!!』
「無事だ!心配するな!」
二人の呼びかけに、気丈に応えるが・・・。

「あの怪獣の真下に、澪さんたちが・・・。
戦えば、二人が巻き添えに!
どうすればいいの!」

○神社
「フッフッフッフッ。貴様もニンライザーも終わりだ!
レオガイアスよ!グラバイト・レイで、敵の動きを奪え!」
グレンの動きを制しつつ、レオガイアスに指示を出すデスタラン!

○ビル街
レオガイアスの左腕から発せられた光が、ニンライザーを包み、宙に浮かせた?
そのまま振り回され、大地に叩きつける!
再び空中で、グルグル回され、叩きつけられ・・・。
「動かない!」

インローダーまでは、まだ遠い。
「インローダーさえつかめれば!!」

○神社
「メガリウムショットで、とどめを刺せ!」

○ビル街
ウルトラマンティガっぽい動きで、必殺光線の溜めに入るレオガイアス!

ジャスティクリスタルに呼びかける澪さん!
「お願い・・・、もう一度助けて!ジャスティパワーであたしたちを!」
「バカな事をするな!」
「!?」
「最後まで諦めるな。
自分の力で生きようとしない奴を、地球が守ってくれるはず無いだろう!!」

○神社
グレンに真也の言葉が届いた。
「!」

○ビル街
カゲリにも。

「どんなに辛くても、生きる努力を続けるんだ!!
うわぁー!!!」
真也の手が、インローダーに届いた!
「きっと地球も、それを望んでる!!」
変身し、瓦礫から上半身を起こすガント。
「バーサス・カノン!!」
そのまま頭上のレオガイアスを狙う!!

メガリウムショットを放つ寸前、真下からの攻撃に足元をすくわれ、横転するレオガイアス!!
ニンライザーも戒めを解かれた!

いくら必殺技でも、溜め長過ぎ・・・。
グレンの弱点から、それを学ばなかったのか?

○神社
焦るデスタラン!
「ど、どういうことだ!?」
その隙に、「フラッシュ・ブレイザー!!」覚えたての必殺技が唸る!!
デスタランは、命中寸前に逃走。

○ビル街
澪さんを麗香さんに任せ、ガントはニンライザーの方へ。

エンオウとコウキを召喚、上空から援護させる。

「どんなに辛くても、生きる努力を続ける・・・。
地球もそれを望んでる・・・」
「え?」
麗香さんは、あの名台詞を聞けなかったんですね・・・。

グレンとガントは、ニンライザーにダイブイン!
「礼を言うぜ真也。気合が入ったぜ!」
「そんなことより、行くぞユカ!」
「うん!」
三人が乗り込んで、本来のパワーを発揮するニンライザー!
ライザーストライカーで、レオガイアスを圧倒!
「タイフーン・スライサー!!」
四つに切り刻まれ、爆発するレオガイアス!!

胸に獅子の顔が付いてたり、結構カッコよかったね、レオガイアス。
HPだと「19話〜」と書いてあるので、再登場もありそう。

○川沿い
真也に謝る澪さん。
「ごめんなさい・・・私」
そこへ神野が来た。
「危ないところだったな!」
飛び掛る真也!
「お前の仕業か!お前が澪さんを誘い込んで!!」
「何をバカな事を!」
珍しく翔太が、仲裁に。
「まあまあ、よかったじゃん、みんな無事で」
立ち去る真也。
澪さんが、真也に叫ぶ。
「私、今までずっと、誰かに頼って生きてきたような気がします。
でもこれからは、私も、私自身の力で生きていけるよう、努力してみます!」
立ち止まり、振り返った真也、澪さんにちょっとだけ笑みを返した。


巨獣レオガイアスを使った、デスタランのジャスティライザー抹殺計画は潰え去った。
だが、復讐心に燃えるデスタランは、なおも執拗に彼らを狙い続けるのだった・・・。


もしハデスを再び封印する方法があったとしても、結局問題の先送り。
450年後の子孫たちに、同じ苦労をさせることになるんでしょうね。

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「蒸着せよ!!」 Red Lantis redlantis_@Yahoo.co.jp
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