民主党は、今月から始める事業仕分けで、公益法人に対して事業仕分け調査員、つまり下調べ要員として衆参の1年生議員95人を使うことにした。
 1年生議員と言っても、国会議員は1年生だが、それぞれ経験を積んだ経歴の持ち主であるから、きちんとした仕事はできるはずである。
 しかし、テレビで放映されたその仕事の遣り方を見て気になることがある。
 公益法人に出向いてヒアリングをするのは良いが、公益法人の天下りOBの理事長や理事など幹部にヒアリングしても、尤もらしい建前を聞かされるだけで、意味がない。
 法人の存在意義を本当に評価できるは、この法人が管理し、あるいはサ−ビスを提供している相手方である。
 そこにウエ−トを置いたヒアリングをしなければ、本音は聞けないのだ。
 ヒアリングの仕方を知らないのである。そこが問題だ。
 村上新八