鳩山が、5月には決めると確約した普天間移転問題は、内閣が決めるたけではだめで、移転先の了解と米国の同意取り付けが必要なわけで、そのためには、今月中には、候補地を決めねば、間に合わないはずであろう。
 この問題についての20日の鳩山の発言は、どうもよく分からない。
 岡田外相、北沢防衛相は、県外移設は困難だと述べている。これに対して、鳩山は、「県外移設は難しいけれども、沖縄県民の気持からすれば、県外が望ましいという気持を大事にしたい。その仲で難しいけれども頑張っている」と述べている。
 これは一体どういう意味なのか。「気持を大事にしたい」とは、同情するだけなのか、それとも何か成算があるのか、「頑張っている」とは何を、どこに対して、どうしようと頑張っているのか、さっぱり分からない。
 こんな宇宙人的発言では国民をいらいらさせるだけなのだ。
 村上新八