小沢は夏の総選挙で当選させた小沢チルドレンらを中心に600人も引き連れて訪中した。その目的は何だったのか。
 中国側は、政権党の実力者、日中の国交を開いた田中角栄の愛弟子ということで、熱烈歓迎。
 胡錦濤国家主席は、議員一人ひとりと握手してツ−ショットの大サ−ビス、議員は幼稚園の子どものようにはしゃいで大喜び。
 見ていて情けなくなる光景であった。
 小沢の目的は何だったのか。分からない。
 米国は、度を越えた日中接近ぶりに露骨な不快感を示しているという。
 アメリカは、政権党りの大挙した訪中をいようなものと感じ、日米道路の影が薄くなることを警戒しているのであろう。小沢がかって、「米軍の日本駐留は第七艦隊だけで十分だ」と述べたことに関連して、普天間問題で日米の摩擦が強まっている今の時期を考えると、日米関係には気まずい影を落としたことは確実であろう。
 村上新八