In article <f69e99$3mj$1@news-est.ocn.ad.jp>, "ichiro,s"
<aomimi16@poplar.ocn.ne.jp> wrote:

> 安倍内閣について、「短い期間に数多くの重要法案を成立させた」などと
> 極めて好意的に評価する評論家（宮崎哲弥、7/1朝日・朝刊にて）もいる。
> が、しかし、例えば、社保庁の民営化といってもそんなによいものではないぞ。

> 民間に事業が手渡されると同時に、その事業主は、労働者を買いたたき、
> 花の御殿に住み、贅沢三昧に明け暮れるかも。
> 甘い汁でも吸えないようなら、“事業家”なるものは手を出すはずがない。
> （国民年金保険料をどうやって順調に集金するのかも見ものだがね）
> こんなことを繰り返していれば、この国はますます滅茶苦茶になるぞ。
▼そもそも民営化は弊害です
「民にできることは民で」が理屈もなく一人歩きしているのは危険そのもの
特に官が駄目だから民営化では国民はたまったものではないのです。官に良くなっ
て頂かなければ駄目なのです。
特別会計を含めれば３００兆円にもなるので効率運用をして貰わねばならないので
す。
官は他のことに手を取られ止むを得ず民営化、これなら理解します。
▼民営化の弊害
民営なら関連会社への天下りも随意契約も豪華な保養施設もなんら問題ではなく自
由になるのです。すなわち商法に違反しない限り自由で、特に企業機密として公表
する必要はなく全て闇の中になるのです。
したがって仮にJRや電力が民営でなく公営なら、関連会社への天下り、随意契約、
豪華保養施設などが槍玉に上がっているはずです。
またコムスンやミートホープの例、それに大企業でも保険料未払い、電力の臨界隠
しやデータねつ造もあるのです。
▼外部監査の強化、
公益的業種、すなわち自由に商売できない、市場原理の作用困難な業種には、電力
や道路公団やNHKなども含め公私に関係なく徹底した外部監査が必要なのです。
米国では州政府が公共事業委員会をつくり電力会社の購買、従業員の給与（独占な
ので当然全産業の最低ライン）まで徹底的にチェックしているようです。
▼JRの民営化で運賃が安くなったの、高止まりで、社長、役員、天下り先が増えた
だけで、電気ガスは民営だがアメリカ、イギリス、ドイツ、フランス全ての国の２
倍かそれ以上も料金が高いのです。特にフランスの電力は国営でかつ原発も多いが
料金は日本の１／２以下です。アメリカ電車バスは公営だが運賃は日本の１／３で
す。NTTは競争があるから料金を安くせざるを得ないのです。
次より
http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/972.htm

-- 
へそ曲がり経済学
http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/1173.htm