「後期高齢者医療制度」はついに高齢者母子の心中事件まで起こした。
 この事件は少ない年金から保険料を天引きされ、これではとても生きてはいけない、という誤解があったようだが、天引きされなくても、その額を窓口で支払わなければ、保険受診はできなくなるのだから、苦しみは変らないのだ。
 その意味では、誤解しなければ、生きておられたらに、とも言えない事件である。
 これほど弱い者が苦しんでいる制度なのだ。この悪政に気付いた自民党山崎派が「この制度の見直し」を政策に掲げたら、自民党の他派閥だけでなく、公明党の大田代表まで山崎派を批判している。
 公明党の立党理念は、「憲法擁護」「平和希求」「弱者の味方」の三つであったはず。 

 この立党理念に従えば、公明党こそが進んで「この悪法見直し」の先頭に立たねばならぬはずである。それを山崎派の見直し論を非難するに至っては、立党理念まで捨て去った公明党と言わざるを得ない。
 こんな自民党より劣る弱者いじめの党は存在価値なしである、即刻解党したほうがよい。
 村上新八