米国のような超強大国にはヘイヘイペコペコ、チョーセンと聞くだけで何事も
穿った見方をしたり茶化したり鼻でせせ笑ったりする。それが日本人の恥ずべ
き国民性だ。

“テロ支援国家指定解除問題”は“米朝二国間の問題”であることは私が前に
述べた通りで、そのことは、ヒル国務次官補の談話によって一層裏付けられる
ことになった。
日本政府や拉致被害者家族会の悲鳴が聞こえるようだが、“テロ支援指定をや
めるな”と米国に哀願するくらいならその前に、それだけ北朝鮮を“テロ支援
国家”のままにしておきたいのなら、まず日本政府がその指定をすればよかろう。
拉致問題団体も、そのことを日本政府に要求すべきであろう。その結果、日本
が六者協議からはずれたいならはずれたらよかろう。誰もとめやしないさ。
結局はそれさえもできやしないだろう。
ついでに、拉致問題も日朝二国間の問題である、ということをしっかりと受け
止めないと、いつまでたっても解決に向かうことはないだろう。

バカな日本人の幼稚な国際感覚によって、日本は次第に世界から遠ざかってい
くことになるのだ。