安倍は職を賭す問題を間違えている
安倍は、テロ特措法延長に職を賭す、と言明した。
ブッシュに頼まれたとは言え、たかがインド洋上での米海軍やパキスタン海軍の艦船への石油の補給仕事の問題に、「職を賭して」というのは理解に苦しむ。
安倍が職を賭してやるという決意で臨むべき問題は、参院選中に、「来年3月までには最後のお一人にいたるまで解決してみせる」と公約した、5000万件とも6500万件とも言われる「消えた年金」の解決ではないか。
石油補給については、その70%はイラク戦争向けだという米海軍のHP情報もあるし、また、パキンタンの艦船の燃料は自衛隊の供給する燃料には限らないという米海軍側の情報もあるのだ。
01年以来7年越しの攻撃にもかかわらず、アルカイダやタリバンが勢力を盛り返しているなかで、アメリカでも対テロ戦略を抜本的に見直す必要性が論議されているなかで、武力攻撃に与する燃料の海上補給の可否は再検討すべき問題だと思う。
ブッシュ向けのサ−ビスにしても、その継続に「首相の職を賭して」掛かるような問題ではないと思う。
マスコミが、テロ特措法延長が最重要法案だと、騒ぐのもおかしな話である。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
GnuPG Key ID = ECC8A735
GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735