ichiro,s さんは書きました:
> S.Dazai wrote in message ...
>> ichiro,s wrote:>
>>> この&1が日本。貧弱極まる日本外交のお粗末な結果だ!!
>> では、これまでどのような外交をしておけばよかったと仰りたいのですか?ここ
>> がいちばん重要でしょう。ここが明確でないかぎり、将来へ向けた建設的な意見
>> とはなりえないから、北朝鮮の工作員とかの誤解を受けるのです。特に、谷村さ
>> んなどは工作員がいると嬉しくって嬉しくってたまらないわけです。話がそれ
>> ばっかりになってしまうことだってあるのです。(笑い)さて、
>>
>>    これまでの対北朝鮮外交はどうであればよかったのですか?
> 
> 君はご存じないのかな?  この種の問いに対して俺は過去において
> 様々に何度も答えている。要するに、話し合いしかない、ということだ。
> 今度は「貴公に聞こう」。
> 話し合い以外にどんな方法があるというのかね?
> ついでに、俺が何に思われようと何等の痛痒も感じないよ。

確かに、一度そのような考えを目にしたことがあります。しかし、それは個々に
起きる問題についての考えであったような気がします。今回お尋ねしましたの
は、一まとめに、北朝鮮という国家丸抱えでの対応の仕方をお尋ねしているのです。

やはり疑問なのは、そもそも、北朝鮮に話し合いのつもりがあるのかどうか、こ
れです。おそらく、通常の世界共通語で言う「話し合い」、つまり、お互いが譲
歩の可能性をもって話し合いの場に臨むこと、これは北朝鮮にはできそうもな
い。彼らが絶対に譲らないのは、日本国が、朝鮮併合に始まる日本国の罪を償う
ことで、これを行うことが出発なのです。繁栄してしまった日本国に対してだか
らこそ却って今となっては、そこのところは譲れないのです。現在日本で活躍し
ている在日に聞いても必ずそこに行き着く。

もし、日本国がその全ての北朝鮮の望み受け入れるのであれば、聞く耳はもつで
ありましょう。問題は、現在の日本国が、そこまでしなければならない理由が見
つからないのです。なるほど、親が子供に対するように、我侭をそっと包み込ん
で、広い気持ちで接してあげればゆくゆくはそのことが分かり、日本の立場も理
解できるようになる、と言う意見にも尤もな点はあるといえよう。しかしその場
合でも、「してあげる」と言う気持ちでは絶対だめで、そうしなければならない
「義務」がわれわれ日本人にはあるんだ、そう思いなさいというものなのです。

わたくしは、この点についてはたくさん申し上げたいことがあります。しかしま
たそれゆえ何から話すのが良いかに困っています。かいつまんでいくつか。

(1)何億時間掛けて話しても歩み寄ることができない点
北朝鮮にしてみれば、感情の根底にあるのは、何で隣国であるわれわれを苦しめ
たんだ、という憤りでしょう。それが元で、今でも苦しい生活を余儀なくされて
いると。日本にしてみれば、「朝鮮だから」というのではなく、近くに併合でき
そうな弱小国があったというだけなのです。そうでなかったならばおいそれと攻
め込んだりはしない。そしてそれは当時のいわば「慣行」であった。その意味で
は、日本国の「権利」であったのです。この当然の「権利」を実行して何故に犯
罪を犯したような気持ちに成れ成れというのか、もし、何か望みでもあるのなら
ば、「何何してください」とお願いするのが筋ではないか、これが日本人の気持ち。

それからひとつ進んで、北朝鮮は言うでありましょう。当時の「慣行」というも
のもあり、日本が攻め込んだ理由は分かったとして、日本が敗戦国に決まったわ
けだし、国家がそれなりに発展し裕福になったからには、ヘラヘラといい気に
なって過去のことを忘れ、被害国でもないようなところに資金を援助したりして
よい子ぶるのは大いなるわれわれへの嫌味であり侮辱である、真っ先にわれわれ
に償うのが筋というもんだ、と。