Re: もはや、現政治を語る時期ではない。現資本主義崩壊の社会混乱を救済する方法を政府を飛び越えて模索しなければならない時期である。
山之彼方 さんは書きました:
>
> 大臣が任命権を持つのに防衛省の役人がシビリアンコントロールに対してクー
> デターを起こした今回の防衛省人事クーデターが、実際の国会封鎖に至る日を
> 容認することになる。
>
> 今回の防衛省の事務次官の任命をひっくり返したことは、あきらかに、
> クーデターである。
実は、わたくしもそう思っています。道路公団総裁の時もそうだったけれども、
石原のぶてる、小池百合子、こいつ等がどうであるにせよ、国民の民主的コント
ロール下にある大臣の任命に対して素直に従わないということは一種のクーデ
ターに他ならない。
日本では「クーデター」なるものを直ちに戦車等軍隊を出動させた段階での軍事
クーデターのみをイメージする傾向があって、このニュースグループでも然り、
頻繁に語られはするが、議論の対象がいつの間にかすり替わっている場合が多
い。ichiro,s氏でさえ、問題を小池百合子ひととなり、若しくは防衛大臣の適格
性などを問題として批判するが、しかし、それはまた別な問題である事を知らない。
日本人は「漠然としたぼかし」がお好みなんだね。言葉の表現然り、たとえば、
「〜関係」などとよく使うヒトがいるし、「関係」を言うんであれば「どういう
関係」、そこに意味がある筈、また、事件の渦中にある人物の人間性を問題にす
れば問題と言うベースの一角をかすめる投球=議論が出来たとでも思う癖があ
る。実際に問題を解明するなんて事よりも結局は自己かわいらしさだけなんだね。
話を元に戻すと、今回の防衛省人事について言うならば、小池がどうあれ、その
任命を素直に通す流れでなくてはならなかった。シビリアンコントロールとはそ
う言うもんだ。大鉈を振り下ろす場合のみを言うものではない。日々のささやか
な一つ一つを言うものだ。それがあってはじめてある時点での「大鉈」が生きて
くる。
ある言葉が耳に入っただけ、ある言葉が口から出てくるだけ、
それだけでは物事を分かった事にはならない、特に日本人よ、
肝に銘じたまえ!
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