In article <873b5s5861.fsf_-_@ace.nerimadors.or.jp> jiro@nerimadors.or.jp writes:
>wacky <wacky@all.at> writes:
> :メールの何が組織やねん。
>選挙管理委員会の委員が、選挙管理に関連することをメールで連絡しても、
>それは選挙管理委員会の仕事でないと?
>#wackyさんのいうところの、公的/私的の区別って、何ですか?    R.田中二郎
「公的/私的」云々は、もしかしたらあまり関係ないかもしれませんよ。
おそらく、ずいぶん前(12月12日)の、
In article <1Imfh.14$zG6.6@news3.dion.ne.jp> wacky <wacky@all.at> writes:
>また、選管であるという理由でメールでの*個人的な*遣り取りまで規制するこ
>とはできないし、するべきではありません。そして、「組織」そのものである
>MLとは異なり、あるメールが個人的なものか否かは余人には窺い知る事ができ
>ないものです。
という言い方と対応するものではないかと。

“MLの一体どこが「組織」やねん”
というツッコミは、当然ながら当時からあったんですが、
他の観点に皆の目がいってしまって、発展しなかったようです。

メーリングリストが“「組織」そのもの”だなんて
訳の解らないことを主張しているのはwacky氏だけだと思います。
メーリングリストは「技術的手段」に過ぎないということは、
他の全ての発言者の共通認識だと思う。

確かに、メーリングリストが「組織の維持」に
利用しやすい技術であることは事実なんですけどね。
特定のメーリングリストに登録していることを
「構成員であることの定義」とする組織を作ることだって容易でしょう。
でも、あくまで「手段」は「手段」に過ぎない。
メーリングリストによって維持されている組織であろうと、
通常の同報メールによって維持されている組織であろうと、
「組織であること」の是非は同じです。

#通常の同報メールを使う方が、構成員が流動化しやすいかな?
#でも、それは組織の「性格」に影響するだけのこと。

とまあ、「組織」という言葉の常識的(笑)な語義からすれば、
以上のようなことは当然なんだけど、
wacky氏の主張は、
        メーリングリストは「組織」だから許せない
        通常の同報メールは「組織」ではないから構わない
という理路であるように見えます。
となると、

・wacky氏のいう「組織」とは何なのか?
 (通常とは異なる語義で使っているのではないのか?)
・「組織」であるかどうかが、NGMCなり選管なりの運営に利用することの是非に
 どういう理路で結びつくのか?

というあたりを明らかにさせないと議論は進みませんね。

                                戸田 孝@滋賀県立琵琶湖博物館
                                 toda@lbm.go.jp