時をかける少女
ども、みやこしです。
夏休み映画(個人的に)第2弾「時をかける少女」を観てきました。
もちろんアニメ版です(^_^;
ネタばれ防止の余談を。
実は、「時をかける少女」は、原作小説は未読、
最初のTVドラマである「少年ドラマシリーズ」の
「タイム・トラベラー」は、「NHKアーカイブス」
か何かで唯一現存しているという最終話を観たの
み(放映が1972年というから当然ですが(^_^;)、
同シリーズの「続・タイムトラベラー」は、何か
やけに雨に濡れるのに神経質な奴が出てくる話だ
っけ?みたいな記憶が微かにあるだけ(これもや
はり1972年放映らしいので、観たのは多分再放送
でしょう)、公開当時ゆうきまさみ氏達が熱狂し
たというかの有名な大林宣彦監督・原田知世主演
の映画第1作(1983)はTV放映で一回観たきり。
南野陽子主演のTVドラマ(1985)も「観た筈」と
いう記憶があるような、無いような。それ以降の
内田有紀主演のTVドラマ(1994)、中本奈奈主演
の映画第2作(1997)、安倍なつみ主演のTVドラ
マ(2002)等に至っては存在さえ知らない、とい
う、お世辞にも「時かけ」ファンとは言えない人
間です。
#上記データは全てパンフレットから。
ですので、原作小説、それに今までの「時かけ」
の映像化作品と比べてどうこうという視点は全く
ありません。
で、感想なのですが、これがもう面白い。と言うか可笑しい。とにかく、
主人公の真琴が莫迦です。せっかくのタイム・リープの能力を、妹に食べ
られてしまったプリンを先に食べるとか、カラオケをひたすら歌い続ける
とか、テストで良い点を取るとか、とにかくせこい事にひたすら使い続け
る姿が可笑し過ぎます。
ただまあ、莫迦な事をやっている内に、取り返しのつかない事態が起きて
きたりして、真琴がまた「私が何とかする」とか言うんですが、何回やっ
ても「何とか」ならない姿がまた可笑しいです。
この辺、「タイム・リープ」と言っても、「過去に戻る」と言うよりは、
ゲームで「前にセーブした所からやり直す」と言う方が近いですね。
ギャルゲーなんかで、選択肢を間違えてバッド・エンドになってしまい、
過去にセーブした所からやり直して、今度は別の選択肢を選んで進めてい
くという、あの感覚です。
だから、所謂「タイム・パラドックス」とかは気にする必要はありません。
とにかく、真琴がある時は私利私欲の為に(^_^;)、ある時は友人の為に、
一生懸命「時をかける」姿を楽しめば良いのだと思います。
それでもやはり「時かけ」は「青春映画」でありますから、可笑しがって
ばかりいる訳にもいかないのですが。やっぱりどこか切ないですね。
この映画、観るならやはり今、この真夏に観るべき映画だと思います。
上映館が少ない(大阪では単館、しかも100席程の小さなハコでの上映で
す)のが非常に残念。
個人的に、角川の劇場アニメで初めて面白いと思えた作品でした。もう一
回ぐらい観に行っておきたいです。
では。
--
宮越 和史@大阪在住(アドレスから_NOSPAMは抜いてください)
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