"村上新八" <shinpa@cronos.ocn.ne.jp> wrote in message
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>  武部幹事長は「むだな道路などない」と言ってしゃあしゃあとしているが、あれ
ば便利というものは無尽蔵にある。使うことが少なくてとても採算が取れない道路も
鉄道も飛行場も港湾もみんなあれば便利なのだ。たまにしか使わないけれども、使う
ときには便利だからだ。こういうものは、生活用品のなかにもいっぱいある。だから
買っておくか、といえばお金がもったいないから買わない。ちゃんと財布と相談して
決めているのだ。
>  しかし、公共建築物の場合は、そういう費用対メリットという論理は適用されな
いものらしい。使用頻度が少なくても、あれば便利だから、住民が欲しがったり、地
方議員が体面上要ると思うものは費用対効果を度外視して作ってしまう。費用は手前
の自腹を切るわけではなく、税金や国民への付けでまかなうからである。このような
考え方は、官僚も政治家も全く同じである。
>  住民の要望に応えるというのは、議員として当然のように聞こえるが、票を引き
付けるためなのだ。国政に携わる国会議員なら、国の財政を考えて、不用な道路など
は造るべきではないと住民を説得すべきだが、票のためなら国政などそっちのけにす
る国会議員共ばかりなのだ。
>  道路公団民営化でさんざん議論された高速道路の計画路線9342キロがすべて
作られることになったのもこのこのような考えによるものである。民営化された会社
では採算性上作れない道路は、国が税金をつぎ込んで作ることにしたのだ。一体何の
ための民営化論議だったのか。
>  このように、議員は票をかせぐために、官僚は私益を確保するために、税金や国
民への付けでまかなうものは只、という考えがある限り、780兆円の国、地方の借
金、つまり国民への付けは膨らみ続けるであろう。そんな政治家や政府を国民はまだ
支持し続けるのか。
>  村上新八

そう言う見方もあるだろうが、元々はバブルで負った不良債権(務)を
金融問題として解決しないで、企業の本業で補填させようとしたのが原因。
当時不良債権を隠しながらやっていたから、景気も回復せず、結局その間投資された
「公共事業は無駄」とのレッテルが貼られてしまった。
 小泉政権下当初は、この企業の不良体質やら空洞化やらで、一斉に株・円安が進
み、
その後不良債権処理促進決定とイラク戦費等々からの米経常赤字不安でドル安転換。
しかし政府の戦費捻出&輸出企業防衛目的の巨額の為替介入で円高阻止。

同じ国債で賄われているのに、
(国の安全保証・外交に使われたとはいえ、国民の目には見えにくいこともある)
向こうの補助金は実効性があり、
こっちの国内投資(公共事業)は無駄と言うのは、
今見てきた系譜を考えれば、言い過ぎだろう。

GDPの半分(だったか?)は消費らしいが、その街角・地方景気を支えるのは、
株で潤った都市部金持ちではなく、官製主導経済で過ごす中低所得者層。
それを支えなきゃどうしようもない。