Yuuichi Naruoka wrote:
>  最近思うところがあります。少年サンデー「からくりサーカス」で自分の記憶や人格を
> コピーして「不死」となる話をやっています。これ、古くは「ルパン対マモー」でもやって
> ましたが本当に“不死”なんですかね。私は「自分と全く同一の個性を持つ“他人”」
> がいるだけのような気がします。コピー元が死んだ時点で終わりだと思うのですが。

  マモーも、マモーの姿をしたマモーでない者がルパンに倒されて死んで
いくシーンが描かれてましたし、作者側もその辺は重々承知してるんじゃ
ないかと思ってます。

> # 例外と言えるのは「綾波レイ」でしょうか。彼女の場合は記憶だけでなく魂も使い
> # 回しているようですから。

  使いまわしというか、記憶を完全コピー可能なアーキテクチャを持った
人格のない器でなければ不死とはいえないでしょうね。逆にいえば器の
アーキテクチャなり人格なりの影響を受けないような仕組みが何かないと
別の器に移った時点で、それはもう違う人だ、と私は考えてます。
  綾波はその点ほとんど問題なくて、ほんとに例外でしょうね。カーラも
それに近いですが、レイリアモードで器の人格の影響を受けてますし。
# 極端な例だと「ハイスピードジェシー」のルー・ビスマークとか(人間
# →機械)、あれはもう不死とは違う、完全に別の存在でしょう。

>  その点カーラは開き直っていますね。彼女が不死を求めたのは死にたくないから
> でなく自分の目的実行の為の「確実な後継者」を欲しただけですし、結果として自分と
> 同じ考えを持つのであれば他人でもかまわないわけですから。

  でも外見も声も違うわけで、見た目は明らかに別人なんですが、榊原
さんや若本さんが、あの演技力で「我が名はカーラ」とか言うと「ああ、
これはカーラなんだ」と見てるものが納得してしまうという。あの辺が
ベテラン声優のすごさだと思ってます:-)

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MARUYAMA Masayuki@DTI