"村上新八" <shinpa@cronos.ocn.ne.jp> wrote in message news:dbc2ld$cgt$2@news-est.ocn.ad.jp...
>  もし、自民党が分裂して新党が出来、その新党の議席が公明党を上回る勢力になれば、政局は面白くなるのではないか。自民、民主の大政党の
ほかに、キャスチング・ボ−ドを握る政党が二つになるからである。 このほうが、今の自民プラス公明の与党体制よりも、はるかに政治的緊張感
が増すことになるからである。
>  村上新八

それなら尚更、小選挙区制って何だってしょうね?

小政党がいくつかあってそういう政党間のダイナミズムを期待するなら
小選挙区よりは中選挙区制のほうが良かったと思います。

郵政民営化なんて言ってますけど、これにしたって一時の選挙制度改革と
同じで”改革”をしたつもりになるだけのまやかしでしかありません。

郵政より優先度の高い本来やらなくてはならない改革(年金改革や教育改革、
景気を浮揚して税収を上げるための経済政策などなど)をほったらかしにして
こんな問題で多くの時間を費やしているのを見ると、いったい何をやってるんだ
って思いますね。

小選挙区制にして国会での議論が益々形骸化しているのは嘆かわしいことです。
日本においてはアメリカ的な小選挙区制は似合わなかったという総括をすべきです。

やはり、いくつかの政党が時代の状況に応じて生成し消滅しえるような選挙制度が
日本にとっては一番活性であったと思います。無党派層が異常に多いのも既成政党
に魅力を感じないからであって、選挙民は新しい政党を期待しているのだろうと思います。
そういう新しい政党が出やすい選挙制度にしておくことが国民の多様なニーズを吸収する
上では不可欠なことだと考えます。

次期政権には小選挙区制の総括と中選挙区制へ戻すことを公約してほしいです。
”戻す”というのがイメージ的に良くないなら新しい中選挙区制を考えて小選挙区制
よりもメリットが大きく日本人に馴染むものであることを強調したら良いと思います。

とにかく新しい政党が出やすいような選挙制度にすべきということです。