SPEED GRAPHER 第八話
携帯@です。
SPEED GRAPHER 第八話「神楽のともし火」について雑感など。
DVD、全十二巻だったのか。このノリで2クールもヤルんですね。
作品世界のネタばらしが割と早いペースでなされている現在、どんな話で後半を進める
のかが想像もつきません。
^L
■全体を通して
ユーフォリア、溝ノ口先生との決着編です。溝ノ口先生、ドリルで削るフェチなのかと
思っていたのですが、削られて美女が身もだえする姿の方に萌える人だったんでしょうか。
神楽たんの悶える姿が何とも良いです。
水天宮の身体の状態が思わしくないことや怪しい秘密研究所の存在の明らかに。
しかし何より一番衝撃的だったのは、神楽たんが「まだ」だったことでしょうか。
■霞む視界
神楽の余命が後半年だと告げられた頃、水天宮は怪しげな実験施設の水槽に身体を浸し
て電撃を受けていた。あの水天宮がマウスピースをかみ砕き絶叫する程の苦痛。その効果
は…。
科学者「結合部の細胞活性率は、98%まで回復しました」
というもののようです。治療(?)中、何やら血液のイメージが出ていますが、彼ら
ユーフォリアの能力は血によるものなんでしょうか。
水天宮「俺は…必ず…。う…」
そうエレベーターの中で呟く水天宮。彼の隠された事情とは何なんでしょうか。
そして霞む視界。その後オープンカーでトラックと正面衝突しそうになったところから
も水天宮の健康状態は思わしくない様子。
実は女神様を尤も必要としているのは、水天宮自身なのかもしれません。
■赤飯前
水天宮が車でたどり着いたのは港の倉庫。ヘッドライトで合図を送ると、沖合に停泊し
ている船からモーターボートで迎えが来ます。
フリゲート艦まで側に停泊している貨物船に偽装したその船の中は、怪しい薬剤や実権
生物、果ては人影らしきものが水槽に沈められている無茶苦茶怪しい実験施設なのでした。
科学者「水天宮様。わざわざおいで下さいまして。お。如何なされました? お顔の色が
優れぬようですが」
水天宮「進み具合は」
科学者「はい、それが。例のサンプルですが、培養するには量が足りません。神楽様から
新たに採取しませんと。これまではトランス時に投薬することで、神楽様の初潮を
遅らせて来ましたが、しかし、それが出来ない今、何時迎えてもおかしくありませ
ん。そうなれば神楽様のホルモンバランスは変化し、いずれは…」
……ええええええっっっ!? 神楽たん、「まだ」だったのですか?
胸はちゃんとあるし、15歳だし、どうみてもそうは見えなかったのですが。
前回に引き続き、驚愕の事態が次々と明らかに(笑)。
しかし未だだと神楽たん、そのことを気に病んだりしないのだろうか。^^;;;;
科学者が力説するその横で、手すりを掴む水天宮の手が震えています。
多分、怒っているんだと思います。彼にしては珍しい感情の発露という感じ。
それと水天宮、神楽たんのことを「神楽」と呼び捨てにしちゃってますね。
■溝ノ口への報酬
両国診療所近くで新治と合流した辻堂。
神楽達も診療所に戻っていたが、辻堂は増援を待つと慎重な態度。
溝ノ口に声をかける辻堂。雑賀の能力である写殺能力を秘密倶楽部で目撃していた溝ノ
口への報酬は、毎月神楽の治療を受けさせることなのだった。
えええっ? 毎月神楽たんがスプラッタ?
溝ノ口「不便なものだな。女神様の祝福を受けられない者は、そんなものに頼らなければ
ならんのだからな」
そんな溝ノ口が先週から削っている何か。
それが何かを尋ねる新治に、溝ノ口は私の宝物と言う。
溝ノ口「あれは三年前。女神様が私の医院に来られた。女神様の歯はこれまで見たことも
無いようなそれはそれは美しい歯だった」
(中略)
溝ノ口「女神様の顎はとても小さくてね、歯が並びきれず、下の奥歯を抜かなくてはなら
なかった。だが、私はそれを直ぐには抜かず、少しずつ少しずつ削った」
新治「何で…抜くのに削るんすか」
溝ノ口「クククク…。君は女神様の身もだえする姿を想像したことがあるかね」
(中略)
溝ノ口「私だけに与えられた特権だ。私と女神様の蜜月だった。だが、そんな日々にも遂
に終わりはやって来た」
溝ノ口は鬼畜だけど、女神様=神楽たんが身もだえする姿は確かに萌え。
しかもそれを実際に絵にして見せられた日には…。
神楽たん、昔は髪、短かったんですね。
それにしてもどうしてこんな変態歯科医の所に神楽たんは行ったのだろう。
それとも、秘密倶楽部に招待される位なので、有名所なのかなぁ。
溝ノ口がドリルで削り続けていたものは、神楽たんの歯なのでした。
■神楽のピアノ
雑賀「正直、どうしたら良いか判らない。人は何時か死ぬ。それは判ってる。命ある者は
突然ただの物体になる。そんなのは幾らでも見てきた。だが、少しずつ死に向かっ
ていくってのは。言った方が良いのか」
両国「止めておけ。事実を受け入れられる程、彼女は大人じゃない。残された時間をどう
使うか。それだけを考えてやれ。その思い出が、後に残された者も救ってくれる」
診療所の中の部屋でピアノを見つけた神楽はそれを弾き始める。
両国と話していた雑賀。両国は、採取した血液と細胞を大学の研究室の知り合いに頼ん
でみると言う。
神楽のピアノを音を聞き、勝手にと苛立つ雑賀。
神楽の余命が僅かであることを知り、どうすれば良いのか判らないでいた雑賀に、両国
は残された時間をどう使うかだけを考えてやれと言う。
その頃、辻堂達は神楽奪還作戦を開始していた。
■戦争の始まり
両国「何だ。戦争でも始まったのか?」
雑賀「済まない、先生。俺たちを追って来た奴らだ」
両国「おいおい。お前、一体何をやらかしたんだ」
神楽のピアノに聞いていた両国と雑賀は、焦げ臭い匂いに気付く。
診察室の扉を開けると煙が充満。そして煙の向こうからはレーザーポインターによる照
準が幾筋も。
直後、銃撃が始まり診察室は滅茶苦茶に。銃声を聞きピアノを止め駆け下りてきた神楽
と共に建物の奥に向かった雑賀達。
あの、銃撃で神楽たんが巻き添えになるとか考えないんでしょうか?
煙が充満した状態では雑賀だけで無く、外から銃撃する方も視界が遮られるような気が
するのですが。
■煙で合わない照準
雑賀「畜生。俺と被写体の間に煙が入ると、そこにピントがあっちまう。これじゃ下手に
シャッターを切れねぇ」
両国に地下室に案内される雑賀達。これでしばらくは煙から逃れられるって、診療所に
火をつけられていたら焼け死ぬだけだと思うのですが…。
神楽を両国に任せ、一人で敵に立ち向かう雑賀。
診察に入るとヤクザと鉢合わせ。カメラで撮影したところ、煙に焦点があってしまい、
ヤクザだけで無く自分まで吹き飛ぶ羽目に。
■カメラは一台とは限らない
診療所を見下ろす場所にいた辻堂達は、溝ノ口が入ったので様子を見ていた。
正面から侵入する溝ノ口。背中から触手を最初から生やしてます。
診察室でドリルの音を聞き侵入者に気付いた雑賀。
カメラで先制攻撃をかけようとするが、写殺しようとしたその瞬間、目の前に鏡が。…
…意外と、頭使ってますね。
先手必勝のチャンスを逸した雑賀は逆に溝ノ口のドリルで壁に磔にされ、カメラを落と
してしまう。
溝ノ口「お前の所為で皆が迷惑を被っている。犯した罪の報いを受けろ!」
迷惑ってやっぱりあんなことやこんな事が出来ないこと?
雑賀の全身を削り落とそうとする溝ノ口。
雑賀「残念だが、カメラは一台とは限らないぜ」
しかし、雑賀も全く対策をしていない訳ではありませんでした。
シャツを開けると雑賀の腹にはカメラがくくりつけてありました。
雑賀が左目でファインダーを覗いてシャッターを切るとどうなるのか? …という疑問
がありましたが、このシーンではファインダーを雑賀は覗いていないのに、雑賀の目の中
でカメラ越しに見たように焦点が合っているようです。してみると、左目でファインダー
を覗こうが写殺能力には変化が無いのではという気がします。
■風の通り道
雑賀の写殺能力で、ダメージを受けた溝ノ口。
しかし、触手ドリルを利用し壁に天井にと素早く動き回り、雑賀に攻撃のチャンスを与
えず、攻撃までかけてきます。
焦点が合わないと写殺能力が使えないというのはマダム戦でも出て来たネタですが、マ
ニュアルで焦点を合わせることは出来ないのでしょうか?
溝ノ口「無駄な抵抗は止めたまえ。この煙の中では、君の能力も最早何の役にも立たない。
私の勝ちだよ」
雑賀「いいや。取りあえず、俺の目的は達成したぜ」
壁を爆発させた雑賀。無駄な抵抗と溝ノ口はせせら笑いますが、目的あっての行動でし
た。
先程、この診療所は海沿いだから山から突風が吹き下ろしてくると聞いていた雑賀。診
療所の壁を両側で吹き飛ばし、風の通り道を作ります。
その結果、煙は晴れ溝ノ口の姿を雑賀は捕らえるのでした。
■同じ穴の狢
爆発で大ダメージを受けた溝ノ口を体当たりして押し倒す雑賀。
しかし溝ノ口は残った触手で雑賀を捕らえ、口からドリルを出して雑賀に最後の抵抗を
試みます。
絶体絶命のピンチを救ったのは、隠れ場所から出てヤクザから銃を奪った両国の銃撃。
それで危機を脱した雑賀は、カメラで溝ノ口に止めを刺すのでした。
■超望遠攻撃
雑賀「この診療所、もう駄目になるかもしれないが」
両国「ふ…。もう手遅れだろ」
溝ノ口と雑賀のカメラがどうなってるんだと言う両国に、雑賀は庭のライトが使えるか
尋ねます。そして、神楽と一緒に車で脱出するように言います。
突入しようとした辻堂達は、ライトの明かりで照らされます。
続いて爆発。雑賀はカメラに巨大な望遠レンズを付け、超遠距離から写撃を行っていた
のでした。このカメラ見た時、正直笑いました。
あのライトは一体どこから…と思ったのですが、雑賀が自分の撮影用機材をこんな時の
ために予めセットしておいたんでしょうね。診療所で使うようなライトには見えなかった
ので。
雑賀は情け容赦なく森を爆破。山が崩れ両国の車を追いかける男達は土砂崩れにより生
き埋めに。
真壁「やべえぞ、こりゃ。神楽様は…」
辻堂「心配無い。神楽様は生きている。大至急、代わりの車を用意しろ。バズーカでも吹
き飛ばされない奴をだ!」
何とか生き残った辻堂達。
辻堂の要請に爆笑。本作品だと比喩で無く、本気で吹き飛ばされない車を用意してくる
のでは無いかと思って。
■信じたく無い事実
両国「あの妙な男にお前のカメラ。俺は自分の目が信じられんよ」
雑賀「俺もだ」
神楽「私だって、信じたくありません」
車で脱出する雑賀、神楽に両国。
両国は直ぐに傷の手当てをすると言うが、雑賀にほっときゃ治ると言われて驚く。そし
て神楽もそれを肯定したのを見て、自分の目が信じられないという。
そしてそれは、雑賀と神楽も思いは同じなのだった…。
■次回予告
第九話「湯殿にて」
「東京から遠く離れて、隠されていた軌道が姿を現し始める。次回、スピードグラファー
「湯殿にて」預言。一瞬の安らぎは虚構に過ぎない」
神楽たんのはだける浴衣にシャッターチャンスであります。
では、次回の記事にて。
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