エマも良いけど、某偽物メイドアニメもたまらない。
携帯@です。

Miyakoshi Kazufumiさんの<425BA921.D2B15FCA@tim.hi-ho.ne.jp>から
>ども、みやこしです。

こんにちわ。お疲れ様です。
やっと第2話を観ることが出来ました。

>「英國戀物語エマ」第二章「二つの世界」
>
>■ストーカー坊っちゃま
>
> 店員に、現われる時刻まで読まれているぐらい、通い詰めているらしい坊っ
>ちゃま。毎回、律儀に何かを買っていっているようです。今回はスプーン(お
>そらく銀製の)でしたが、エマに声を掛けてから手に持ったままのスプーンに
>気付き、慌ててポケットに突っ込むのが可笑しい。

第1話ではしつこく商品を薦めていた店員さんが、今回はエマを待ち続けるウイリアム坊
ちゃまを見て見ぬふりなのが何とも。
無理矢理買わなくても良いのにって、商売が出来ればそれで良い訳でもないらしい。

> ところで、エマは、坊っちゃまの言う「口実」が、自分の事ではないと思っ
>ているようです。すると、前回では、坊っちゃまの目的が自分だと気付いてい
>た訳ではなかった、という事になります。前回のエマの様子からすると、気付
>いていない筈はないと思えたのですが…。坊っちゃまが親切にしてくれるのは、
>自分が坊っちゃまの恩師である先生のメイドだから、くらいにしか思っていな
>かった、という事でしょうか。

坊ちゃまと自分が余りにも身分が違いすぎるということに、レースのハンカチの一件から
気付いていたので、彼に想いを寄せられているという事実から逃げているようにも見えま
す。

# 単に素で気付いていない、という線も有りかと思いますが。

>■ジョーンズ家の一族
> 家に帰るなり、メイド−前回も登場したおばさん。原作にも登場しますが、
>テレサという名前はアニメでつきました(確か…)−に怒られる坊っちゃま。
>どうやら、仕事をサボって出歩いているのを、テレサが苦労して言い訳してい
>るようです。

メイドさんと言うより、婆やという言葉が似合いそうな感じの人ですね>テレサさん。

> いかにも淑女然とした雰囲気のグレイス、ぶっきらぼうな感じのアーサー、
>都会っ子で活発そうなヴィヴィー、何か言おうとして兄や姉に先を越されてし
>まう内気そうなコリンと、4人の特徴がよく出ている場面です。最後に、コリ
>ンを気遣う坊っちゃまは、いかにも「お兄ちゃん」していて良いですね。
>

都会の刺激的な物等に対する好奇心満々という感じのヴィヴィー。
原作でも良い感じでしたが、声と動きがつくと萌え度更に上昇。

動のヴィヴィーに対して静のコリンは逆の意味で可愛さ上昇。

> そして、父リチャード・ジョーンズ氏の登場です。坊っちゃまが、招待を全
>て断っており、あまつさえ断わりの返事を執事のスティーブンスに任せている、
>というのを叱責し、いかに社交が重要であるかを説きます。さすがに坊っちゃ
>まも逃げきれず、父リチャードが先回りして出席を約束した舞踏会に出ざるを
>得なくなりました。

本来であれば招待は全部受けるべきだと原作ではお説教されていたような。
あ、そう言えば原作ではハキムと一緒に出かけたんでしたっけ>舞踏会。

> ここで、父リチャードが言っている通り、ジョーンズ家は先祖代々の貴族で
>はなく、爵位もありません。商売によって財を成し、上流階級(ジェントリ)
>の仲間入りを果たした、いわば「成り上がり」です。同じ上流階級の人間とは
>いえ、元からの貴族連中とは立場が違います。それだけに、社交界での付き合
>いは、より重要になるという事なのでしょう。

その舞踏会の関係ででリチャード氏は嫌な思いもしている筈ですが、何せ原作でもそれが
出て来るのは大分先の話なので、この時点ではそれは判りません。

> ジョーンズ家の人々についても、キャスティングは概ねイメージ通りでした。
>ただ、グレイス役の大原さやかさんの声だけは、イメージしていたのよりちょ
>っと高過ぎるかな、という感じがありましたが、おいおい慣れる…かも。

ヴィヴィーしか目に入ってませんでした。^^;;;;

> 一方のエマは、洗濯物を取り込みながらも、何となく坊っちゃまの事が気に
>なっている様子。その様子を猫に見られて、思わず咳払いなんかしている所が
>可愛い。

鳥や犬の鳴き声など、背景の音も中々です。いや、実は我が家周辺で聞こえる音に良く似
ていて、これはアニメなのか実際の音なのかとヘッドホン外して確かめてしまいました。

>■舞踏会

> 舞踏会には来たものの、壁飾りと化している坊っちゃま。友人−ロバート氏
>は原作にも登場します−に諭されても、自分から誰かを誘う気は無さそうです。

 …で、アニメでは自分一人でさっさと別のレディに声をかけてしまうのですね。
 原作ではエレノアとの出会いのシーンにも一緒にいたりするのですが。
 何となく、アニメの方が友人という感じがしない気がします。

> その壁飾りに声を掛けたのは、キャンベル夫人。彼女の娘、エレノア嬢は、
>今日が初めての舞踏会、社交界デビューという事で、お相手してくれるように
>頼みます。快諾して、坊っちゃまは、キャンベル夫人の背中に隠れるようにし
>ていたエレノア嬢とダンスを踊るのでした。

キャンベル夫人、最初から坊っちゃまとエレノアをくっつける気満々という風に見えます。

> エレノア嬢役は小林沙苗さん。見た目も性格も可愛らしいエレノア嬢にはピ
>ッタリです。見た目といえば、エレノア嬢とヴィヴィーが似ているのは、別に
>何かの陰謀でも何でもなく、作者が「描き分けができていないだけ」だそうで
>す(^_^;

見た目が似ていても性格が全然違うので間違えようもありません(笑)。

> ちなみに、キャンベル家は、爵位(子爵)を持つ歴とした貴族です。

良くあるパターンではキャンベル家はお金に困っていて、それで…ということなのですが、
原作を観る限りあまりお金には困っていないような。

>■日傘
>
> ちなみに、エレノア嬢の後に控えている女性は、原作にも出てくる、エレノ
>ア嬢付きのメイドさんです。名前はアニメでも無いようですが…。

 あれだけ台詞があれば、名前は当然設定されていそうですが。

> さて、日傘を買いに来たというエレノア嬢に、こういう物を贈られるとレデ
>ィーは喜ぶもの、と聞いて、坊っちゃまは一本の日傘を選んでレジへ。坊っち
>ゃまが、贈り物として包んでくれるように頼むのを聞くと、ヴィヴィーはエレ
>ノア嬢へのプレゼントかと色めき立ち、エレノア嬢はそんなつもりでは、と慌
>てます。が、当の坊っちゃまは、何の事かと大ボケをかます始末。その一言で、
>店内の空気が一変し、それでようやく、自分が紛らわしい真似をしていた事に
>気付いた坊っちゃまは、エレノア嬢に謝罪します。しかし、誰に贈るのか、と
>いうヴィヴィーの追求ははぐらかす坊っちゃまでした。

 坊っちゃんとエレノアたんが舞踏会で会ったと聞くと、姉の手を引いてその場を外すエ
レノアたん。それでいて、二人の様子はしっかりと観察しているのが何とも。

> 何というか、「空気読め」というツッコミが世界中からされそうな坊っちゃ
>まの振る舞いですが、可哀相なのはエレノア嬢です。期待してしまった恥ずか
>しさいっぱいな様子が、小刻みに震える手によく表れています。

 レディに恥はかかせまいと、さっとプレゼントしてしまう、そう言った機転は坊っちゃ
まには期待するだけ無駄かも。^^;;;; 誤解させない、という点では正解ではありますが。

>■二つの世界
> 一方、買い物帰りのエマは、坊っちゃま達が店から出てくる所を偶然見てし
>まい、思わず踵を返してしまいます。それ以来、坊っちゃまの待ち伏せしてい
>る店を避けてしまうようになるエマ。

 そうなる直前に、坊ちゃまが何時も待ち伏せしていた店の中を覗き込んでいたりもした
んですけどねぇ。

> 自分が、エマの気持ちを考えていなかった事に気付き、謝る坊っちゃま。そ
>して、プレゼントは止めます、ただ時々こうして一緒に過ごすのは構いません
>か、と申し出ます。その坊っちゃまの言葉に、素直に肯くエマなのでした。

 エマ、頬を赤らめているし(笑)。

> おそらく、エマが、坊っちゃまは違う世界の人間であるという事を実感した、
>最初の出来事です。何かを期待するように、いつも坊っちゃまが待ち伏せして
>いる店を覗き込んだりした直後に、レディー達といる坊っちゃまを見てしまっ
>たため、余計に動揺が大きかったのでしょう。慌てて買い物篭から野菜を落と
>すエマ、という、実に珍しいものが観れる場面です。しかも、その落とした野
>菜を、エレノア嬢達の馬車が踏みつけていく、というのがダメ押しになってま
>す。

 ウイリアム本人の気持ちより、周りにいる上流階級のレディ達に自分の姿を見られたく
ないというのがあるんでしょうね。それにしても坊ちゃま、エマの姿に気付かなかったよ
うですが、もしも気付いたのだとしたら、エマに対してどのような反応を示すんでしょう
ね。もしもここで気付かなかった振りをするようなら、エマに恋する資格無し、ですが。

# でも多分、周りがどう思うか気にせずに声をかける気がする。

> 夜、髪を梳きながら何かを考え、買い物帰りにも回り道をするようになり、
>自分から壁を作ってしまったようなエマですが、今回は先生が助け船を出して
>くれました。
> エマ手作りのスコーンを美味しいと言う坊っちゃまに試すような事を言って
>みたり(この時、斜め後ろからの表情が見えないエマの顔がインサートされた
>りするのも、原作では度々使用されている手法です)、エマを買い物に行かせ
>て坊っちゃまと話す機会を与えてみたり。
> でも、エマの後を追って慌てて出て行く(しかもスコーンを両手に持ったま
>まで)坊っちゃまに何も言わないのは、少し先生らしくないかもしれません。
>結構失礼な振る舞いのように見えるので、結局後を追わせるにしても、何か一
>言ありそうなものですが。

 エマがお使いに出ると知った瞬間に先生を置き去りに慌ただしくその場を立ち去る坊ちゃ
まに爆笑。スコーンをエマが焼いたと言って反応を見て、坊ちゃまが彼女に気があるのを
確かめてからお使いを言いつける。実は先生がお使いを言いつけた瞬間、坊ちゃまはエマ
目当てなのに意地悪、と思ったのですが、実際には自分がメイドと坊ちゃま二人を残して
立ち去る訳にも行かないので、気を効かせていたのか。

> それにしても、髪を梳いたり、玄関を開ける前にエプロンを軽く手ではたい
>たり、エプロンを着けたり、キャップの紐を締めたり、お湯を沸かしたり、と
>いった、エマの動作や仕草は相変わらず良いです。
>#「そんなトコばっかり見てるんですか?」と問われれば、
>#「はい、そんなトコばっかり見てます」と答えるでしょう(^_^;

 お茶を入れるだけでもこんなに大変なんだなぁと観ていてしみじみと思いました。

> あと、坊っちゃまに恋人ができたらしい、と噂していてハウスキーパーのメ
>イドに怒られていた2人は、フランシスとメアリというオリジナルのキャラで
>す。原作では、ジョーンズ家の使用人で名前があるのは、執事のスティーブン
>スぐらいだったと思います。この2人は、「エマ教育ラジオ」でパーソナリテ
>ィーを務めています。声からして、アーサー派の方がフランシス、坊っちゃま
>派の方がメアリではないかと思うのですが、自信はありません。
>#この「エマ教育ラジオ」で、メアリが、フランシスを「フラニー」と呼ぶの
>#が何か好きです。

 ハキムが来た時に、彼のことを噂していてテレサに怒られていたメイド二人のことだと
思ってました>フランシスとメアリ。良く見ると微妙に顔が違います。

>■後日談
> さて、結局日傘は誰の手に渡ったかというと、テレサにプレゼントされたの
>でした。こんな派手な物を、でもせっかくですから、と渋々受け取ったテレサ
>ですが、結構愛用しているご様子。
> それを街で偶然見かけたエレノア嬢は、贈り先が誰だか判って、安心するの
>でした。
> でも、これが全然「安心」ではない事は、視聴者には判っています。つくづ
>く、坊っちゃまは罪作りです。

 でも、坊ちゃまの罪つくりはこれが序の口。
 もっともっと大罪がこれから待ってます(笑)。

>■次回予告
> 第三章「告白」。
> 象が吠える!象が走る!コリンは泣き、先生は呆れ、エマは驚き、そして謎
>のインド人が笑う!
> …確か、この作品は、19世紀末の英国を舞台にした、身分違いの男女の恋を
>描くラブロマンスだった筈ですが…(^_^;

 出た! 本作の最終兵器(爆)。リアリティ溢れる本作の中で、一番行動がぶっ飛んで
いるハキムの登場。きちんと原作通りに大活躍してくれるのかが楽しみです。

>■全体をみて
> 今回、原作にあるのは、グレイス達が帰ってくる所と、坊っちゃまが父リチ
>ャードに怒られて舞踏会に出て、エレノアに出会う所、これだけです。それも、
>話の順番を入れ替えた事に合わせて改変が加えられています。あとは、全てア
>ニメオリジナルです。前回の予告から、話の順番をかなり入れ替えてくるとい
>うのは判っていましたが、2回目にしてこれだけオリジナルの場面を加えてく
>るとは予想外でした。

 これだけオリジナルな話なのに、全く違和感無く原作にあってもおかしくない話となっ
ているのが流石です。

> 前回が、2人がそれぞれ「自分が相手の事を好きになる」という話だったと
>すれば、今回は、2人がお互いに「相手も自分の事が好きだという事に気付く」
>話だと言えるかもしれません。
> 確かに改めて観ると、このプロセスが原作には無かったような気がします。
>それは、あまりにも判りきっている事なので、作者も描かなかったし、読者も
>気にしなかった、という事なのかもしれません。

 原作では先に良い雰囲気になってからハキムというライバル登場、そして階級の差に悩
むという展開だったゆうな気がしますが、アニメでは階級は兎も角、互いが好き同士だと
気付くということが先になっているのだと感じました。

> ただ、やはり、慌てるエマや、先生の態度等に多少の違和感を感じるのも確
>かですが。

 エマの方の坊っちゃまに対する感情が原作より強く出て居るなぁという感じで、この辺
りはあまり気になりませんでした。
 先生の態度の方は同感。坊っちゃまの態度、少なくとももう少し取り繕うくらいはあっ
ても良い気がします。

>では。

 では、また。

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