大学で情報公開の煽りで冊子などで業績公開することが流行っているが、
医学部・工学部等では教授業績は助手(1講座に2人位)や博士課程学
生と共著になっていることが殆どであり、講座の人数が多いと莫大な
業績数になる。
これはそういう学部では教授になりさえすれば、
 「助手2人の内どちらかを上(講師・助教授)に上げるから(教授と
の共著)論文を競争しろ」
と言えば昇進の為に量産してくれるのであり、万一言うことを聞かなけ
れば怖くない内に外に叩き出すことから必ず成立する方法論なのである。

しかしながら、助手と2(〜4)重に同じ論文を書いていたりすると
1本に付き、物が1つしか無いので誰か1人に帰着させて他に書かさな
いか、機関の業績を纏めて(1人1人に分けずに)書くのが、実態上は
寧ろ正解ではないか、と思う。

そういう学部では、教授昇任以降の論文数が、教授昇任時(助教授迄の
期間)の論文数の5〜10倍位になり易いのも大いに問題ではないかと
思う。

そういう学部の教授の権力が、そういう論文数に基いていて、通常なら
ば善良な人々にとって放置が全く容認ならない凶行や犯罪になる行為を
それ故に立件しないならば、それが一番問題でないだろうか?

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樹里州人
legal_mind@usa.net