Re: プログラミングと論理学(Re:Re[2]: 大文字と小文字の区別)
"Shinji KONO" <kono@ie.u-ryukyu.ac.jp> wrote in message
news:3991326news.pl@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp...
> 河野真治 @ 琉球大学情報工学です。
>
> In article <421D98AA.577C736F@ht.sakura.ne.jp>, IIJIMA Hiromitsu
<delmonta@ht.sakura.ne.jp> writes
> > > なので、A⇒Bと¬B⇒¬Aとは、異なる「意味」を持つことが多いです。
> > > なんか、面白い例ありますか?
> > 「この問題が解けた人は挙手してください。」なんてどうでしょう。
>
> 「挙手してない人は問題が解けてない。」あれ? どこら辺が異なる?
> あ、そうか、「挙手しなかった人は、問題を解かないでください。」
> かな?
>
> (事務関連では良くあるレトリックだが...)
ナカジマともうします。
突然横レスのうえのマジレスしてみても良い流れなんでしょうか?
「この問題が解けた人は挙手してください。」
を A⇒B と考えるなら、
(ああ、もうめんどうくさくなるので、「人である」ことはデフォールトで受け入れるこ
とにしておきますが)
A:問題が解けた
B:(必ず)挙手する
であって、A⇒B の命題が成り立つ(先生?の指示が守られる)なら、
!B:挙手しない
!A:問題が解けていない
で、対偶は「挙手していない人は問題が解けていないはずである」ことになる。
もし「挙手してください」の部分の意味が
B':挙手してもよい(挙手しているかもしれない)
だと、
!B':挙手してはいけない
なので、A⇒B の対偶は、「挙手が禁止されている人は、問題が解けていない」とな
り、禁止されていない(問題が解けている)のに、挙手していない人については言及して
いないので、実際の意味とすれば、「挙手していない人の中には問題が解けていない人が
いるかもしれない」になる
ってなセンでいかがでしょう?
--
Satoshi Nakajima
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
GnuPG Key ID = ECC8A735
GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735