StarShip Operators SE:06
携帯@です。
この記事は、角川60グループ設立周年アニメ(マジで)
「スターシップ・オペレーターズ」について批判を加えつつ擁護するものです。
# でも、今回はあまり擁護したくない…orz。
# 主砲発射許可、求めて良いですか?@サンリ
SE:06「グレート・エスケープ(後編)」について雑感など
^L
●総論
原作第3巻の当該話の残った部分にオリジナルエピソード(シノン達の脱出作戦)部分
を大量に付け加えたのが今回の話になっています。
何より驚いたのは、オペレーターズの一人である里見レンナの死。原作の今回の話では
負傷はするものの無事帰還して、互いの絆がより深まる…という話だっただけに、ここで
彼女を殺すということは、アニメ版スタッフにとってかなりの冒険だと思います。
シノン達がアマチュアとしか思えない作戦で脱出出来たのに、プロのスパイのレンナが
その能力を駆使したにも関わらず死んでしまったのは、何とも報われない思いがします。
本作、原作の娯楽的要素を排除しているだけで無く、苦労しつつも戦闘に勝利して爽快
感を視聴者に只与えるだけの作品にはしないという考えなのでしょうね。戦争の悲惨さを
訴えなければならないと考えているというか。
今後のサブタイトルを見る限り、SE:09辺りからオリジナルな展開に入ると思われる
(原作に対応する話が見当たらない)のですが、どんなクライマックスにするのでしょう。
鬱展開が待っているような気がしてきました…。三文脚本家の考える、アマテラスが永遠
の存在になるラストでは無いだろうな。
●チャイナ服だ。ハハ…@イマリ
アマテラスを受け入れたシュウ政府に宣戦布告を行った王国。同時に軍によるクーデ
ターも発生。プロデューサーのピーター・スパイクスの要請により、シノン達はクーデ
ターの取材のためシュウ軍事基地に向かう。
その軍事基地に隣接した広場で自分達を回収するようにアマテラスに要請するシノン。
タカイはどういうことだと言うが、シントは番組の要請だと理解していて、危険手当を要
求。
前回に引き続き、チャイナ服姿のシノン達。いやはや、胸が目立ってますな。
イマリがチャイナ服を見て喜んでいるのが何とも。前回は本場の中華は違うと言ってい
たので、単純に中華文化が好きなだけかもしれませんが、見た目と違って結構ミーハー。
クーデターを取材しつつ帰還、というのはアニメオリジナル展開ですが、ピーターの性
格からしてそれもありかと前回は思いました。しかし、回収場所まで戦闘中の軍事基地の
近くに行くことも含めて、シノンが立てた作戦にしては余りにも変です。それと、取材が
生中継だとは思わなかった。自分達の現在位置を敵に教えているも同然ですし、これじゃ
変装の意味が無いような。
番組の要請ということで物わかりの良いシント。ですが、回収地点位別の安全な場所に
する位要請しても良さそう。
原作では、嵩張る女性向け生活必需品を車に満載し郊外へ走り、乾期で干上がった湖に
シャトルを着陸させていて、意外とあっさり脱出行は成功していたので。
●だから、それを判っている貴方は立派だと思うわ@リオ
アマテラスから連絡が取れなくなっていたキスカ達は迎賓館に軟禁。厳戒態勢の迎賓館
に、宇宙戦闘艦シェンロン艦長、ウォンが命令を受け出頭。
リオと一緒に軟禁されていたキスカは、シュウ政府が最初から王国と密約を結んでいた
のかと疑うが、政府高官達の狼狽振りを根拠にリオはそれを否定。
リオ「だとしたら、シュウ政府高官があそこまで無様に慌てないわよ。特に外務省の女性
長官なんて、ヒステリックにわめきちらしていたじゃない」
原作でもそうだったのですが、この時代にわざわざ「女性」を頭につけるのは奇妙だと
思います。多分、実在の人物を皮肉っていそうな気が。この小説が書かれた時期(初版が
2002年2月なので、2001年頃かな)に女性で外務大臣でヒステリーを起こしそうな…ry
キスカ「君は僕が、あの外務長官と同じだと言いたいんだろう」
リオ「そんなつもりは無いわ。会場でのあなた、立派だったわよ。SPに連行された時だ
って、堂々としてた」
キスカ「そりゃあ僕だって、プライドってものがある」
馬鹿にされたと思ったキスカの反応。原作では拗ねたようなと表現されていて、多分リ
オ以外の人物には見せない一面だと思います。
SE:04でディータが反対意見ばかりいうキスカに突っ込んでいた時、それが彼の良い所
と弁護したリオ。原作と同様の設定であれば、リオはキスカのことを艦長として良くやっ
ていると評価しており、我が儘ではあるが独善的では無く、自分より適任な者が居ると思
った仕事は他人に任せることも出来、しかも手柄を独り占めすることも無いと考えていま
した。
そして彼の才能は自分だけが知っていると自負し、叔父に甘えることが出来る自分が余
裕のある分、キスカの愚痴の聞き役まで勤めています。そんな事情があるので、お互いに
思った本音を直接ぶつけ合えるのでしょう。だからこの部分は後のシーンのフラグ立てで
す。原作読んで無いと微妙過ぎて判らないですが…。
リオに褒められ表情を緩めてしまうキスカ。彼がこんな表情を見せるとは。
リオに気があるということを表情に現しているんでしょう。
ラウ「元はと言えば、アマテラスと王国の戦争を報道するスターシップチャンネルが、我
が国で思わぬ大反響を呼んだ所為なのです」
間宮「これまで王国を容認していた政府に、反王国の風が吹き始めてきたというわけです
な」
迎賓館でシュウ大統領、ラウと交渉中の間宮。ラウが解説している政治情勢は、原作で
は入港以前から判明していたことでした。それを知っても入港して補給をせざるを得ない
緊急事態(笑)があった訳ですが。アニメ版ではSE:04で間宮前総理がシュウも反王国で
あるようなことを話していたので、今回のこのシーンの台詞は原作に準拠していますが、
シリーズ内で矛盾している気がします。
●どうやら私達ラッキーだったみたい@アキホ
エアロックに向け、梯子を登っていくレンナ達。そのスカートで梯子上りはとっても危
険ですが、幸いにも男子はこの場にはいません。
無重力区画にたどり着いたレンナ達。クーデター軍とはここまで出会わず、ラッキーだ
ったみたいというアキホに親指を立てるレンナの表情がグー。本作品、女性、男性を問わ
ずキャラのアップの表情が結構好きな絵が多いので、文句言いつつ擁護したくなってしま
います。
レンナ「強行突破に一票」
アキホ「それってあの人達と戦うってことよね」
レンナ「私が囮になって飛び出す」
いよいよ向こうはエアロック。しかし、向こうからはクーデター軍兵士が二人。
レンナは投降より強行突破を提案し、スカートを捲って拳銃を取り出します。隠し場所
としてはお約束…ですが、武装して施設に入ることを許されていたんですね。軍人だから
かな。ただ、アキホは武器を携帯していなかったみたいですが。
アキホ「わ。ちょっと待って。私撃てない。相手は生身の人間なのよ」
レンナ「私達はもう戦争をしてるのよ。例えプラズマキャノンのトリガーを引いたのが、
私達じゃ無いとしても」
(中略)
レンナ「私一人でやるわ。もしあたしが死んだら、後はアキホ自身の判断で行動してね。
幸運を祈ってる」
涙ぐんで嫌がるアキホ。「鉄砲なんて撃てません!」と言い出すかと思いました。アキ
ホも軍人なのにとは思いますが、戦場で兵士が銃を撃つことが出来なかったという事例は
結構あります。南北戦争時に二十発位弾が装填されたままの銃が発見されたとか。なお、
原作を読み返してみたら、やはり第二次大戦時に戦場で引き金を引けなかった兵士の割合
が数十パーセントに達していたという記述がありました。
アキホにもう戦争をしてると諭しながらも、彼女のそんな優しさを肯定して自分一人で
兵士達に立ち向かおうとするレンナが無茶苦茶格好良いです。
レンナ「止まれる訳、無いじゃない!」
そりゃ、無重力ですから止まれませんわな。
兵士達の前に拳銃を後ろ手に隠し接近しレンナ。止まれという兵士の警告を無視し拳銃
で先制攻撃し一人を倒し、もう一人は発砲しますが無重力でフルオートで発射したものだ
から、身体が制御不能に陥ってしまいます。
このシーン、ネット上の反応を見ると自動小銃を持った兵士二人相手に真っ正面から突
撃するレンナって馬鹿? …という意見が大勢でした。しかし、某擁護集にも書いてあり
ましたが、ここは原作におけるレンナの見せ場シーン。
クーデター軍が地上軍であることから無重力戦闘に不慣れであると見越して腹をくくっ
て兵士達に接近、慣れない無重力下での射撃は命中せず、逆に無重力での訓練を受け、拳
銃も宇宙軍仕様のレンナは、発射毎に身体を回転させながらも確実に兵士をしとめていく
…というものでした。もの凄く期待していたのに、その光景を描かないどころか、特攻に
しか見えない描き方をしたスタッフの罪、万死に値します。
レンナ「ドアの中に入ったら、まず止血。それから宇宙服に着替えて、宇宙遊泳か。フ…
保つかな」
兵士達を倒したものの、レンナは被弾。謝るアキホにアキホが悪いんじゃないと言うレ
ンナの身体が、びくびくと震えている描写が嫌〜。
それに、原作ではレンナの負傷場所は右足だった筈…脇腹押さえてるのって一体? 壁
にべっとりついた血(テレ東規制なのか、黒くて良く判りません)、そしてレンナの保つ
かなの台詞。
原作を知っているので、この時点ではまさかという気持ちで一杯だったのですが…。
●これは、アマテラス乗員の帰還作戦でもあるんです@シノン
シュウ軍事基地の近くまで到達したシノン達。ぎりぎりまで近づいて撮影しようとする
ディータに、シノンは優先すべきは脱出ですと拳銃を取り出します。
ミユリとアレイも拳銃を取り出しています。普段とはまた違った、きりりと引き締まっ
た表情のミユリ達も中々です。もちろん、チャイナ服も。
シノン「ご心配なく。私達は軍人です。民間人の安全を優先します」
突っ込み所その1。民間人の安全を優先するなら、まずこのお馬鹿突撃レポーターを現
場から遠ざけろ。
突っ込み所その2。あんたら自衛官だろ。軍人と名乗るな。
あ、ちなみにこの辺りのシーンはもちろん、アニメ版で後から追加されたシーンです。
シノン達の決意の表情とスタイルは素晴らしいのですが、やっていることは三流戦争映画
並。
●お前、もしかして泣いているのか@キスカ
間宮前総理とラウ大統領の交渉で、大統領はアマテラスがテロリストであると糾弾され
ていると脅すが、間宮は自分達を解放しクーデターを鎮圧しなければ、国民を敵に回すと
一歩も引かないでいた頃。
リオ「王国は本当の敵が、世論だということを判っていないかもしれない」
キスカ「間宮」
リオ「私達が処刑され、国際世論が王国批判に傾き、地球連合が戦闘艦を派遣すれば、王
国はお終いよ。だったら私の命と引き替えでも惜しくはない。少なくとも政治家と
しては、敗北じゃないもの」
キスカと一緒に軟禁されていたリオ。互いに背中合わせに椅子に座っている様子。お互
いに、自分の表情を見せたくなかったんでしょうね。
シュウ政府が自分達を王国に引き渡せば公開処刑、そうで無ければシュウを守るために
勝ち目の無い戦いに向かわないといけない。今回の事態は、キスカ達のいう「あの方」も
予想していなかったことらしい。この台詞自体は、原作には無かった部分。ひょっとして
「あの方」自体原作と違って来るのかな。
リオとキスカの会話は原作では大半がリオが心の中で考えている部分です。アニメでは
その部分をモノローグにするのも何なので、キスカとの会話に変更になっています。
報道官としてのリオの失策。それは、相手が自分と同じように考え行動すると考えたこ
とですね。つまり、王国が国際世論を恐れず行動することが予想外だったと。
リオは自分達の死で国際世論が動き地球連合(原作では国連軍でした)が戦闘艦を派遣
すれば、死も無駄では無いと話します。けど、それは死の恐怖から逃れるための強弁に過
ぎなかったようです。
リオが震えていて、泣いていることに気付いたキスカ。互いが背中合わせに座っている
というのは、アニメオリジナル演出なのですが、この配置ではキスカがリオの涙に気付く
ことは難しいと思います。これじゃキスカがエスパーみたいだ。
顔を近づけてきたキスカに、リオは自分から唇を重ねます。元々、リオの方もキスカが
自分に気があることを気付いていて、夫にしても良いとも考えていたという話があった
(…とは言え、そのことを持ち出したのは原作でも直前だった気がしますが)のですが、
アニメでは省略しすぎで「いきなり欲情している」「きっと後で死ぬ程後悔する」など、
このシーンに対する評価は散々なようですね。
●メール、届いたかな@レンナ
レンナ「私、謝らなくちゃならないから」
アキホ「誰にも言わないよ」
レンナ「シノンには、謝らなくちゃ。う…」
アキホ「レンナ。レンナ! 絶対、私が連れて帰るから」
宇宙服を装着、エアロックから宇宙に出たレンナとアキホ。
メールが届いたかを気にするレンナ。ですが……。
ここで気を失いますか。やばいよ、死んじゃ駄目だよレンナちゃん。
# この二人、船外活動資格を持っておらず、アマテラスまでたどり着くまでにも一苦労が
# あったのですが、全部略。
●それでも私達は戦って来た@シノン
その頃、シノンは激戦地に到着。ディータが実況中継を続ける横で、シノン達はシャト
ルによる自分達のピックアップポイントを観察。
シントに知らせた広場は実は荒れ地であり、しかも塀に取り囲まれていた。
ミユリ「警戒は厳しいし、待ち合わせには危険すぎたかもね。満足なランディングスペー
スも無さそうね」
シノン「でも、クーデターの起こってる今なら、事情は変わるかも」
ミユリ「シノン。忘れちゃ駄目だよ。私達は未だ駆け出しの士官候補生よ。三上君だって、
幾ら操船の成績が良かったからと言っても、上には上が居る。それはシノン、貴
方だって」
当初の目論見が狂った状況。しかしシノンは諦めない。
シノンが作戦強硬派で、ミユリが止め役…。前回の弱気はどこへやら、立ち位置がすっ
かり逆転してませんか、お二人さん。
携帯電話でシャトルに連絡する(!)シノン。
アレイはサバイバル教習で得た経験を生かし、使えそうな資材を調達していた。
このシーンのアレイのお尻の描写が何とも(見る所そこかい)。
シノン「ミユリは基地を観察して、送電所の位置を見つけて。見つかったら、私とアレイ
は送電所を破壊出来る位置で待機。その後、ミユリはディータさんと工事現場へ
向かって着陸灯の代わりを準備」
ミユリ「判った」
ディータ「電源を切っても非常電源位あるんじゃないの?」
シノン「非常電源に切り替わるまでの何秒かが欲しいんです」
ええと、送電所を破壊出来るような武器をアマテラスから地上に持ち込んでいて、シュ
ウ政府がそれを許したと? そうで無ければ武器はどこで調達したの? 非常電源に切り
替わる数秒に間にシャトルが着陸したとして、その数秒の間にどうやってシャトルに乗り
込むの? そもそも、この後のシーンを見ると停電させた意味はあまり無かったような…
…。
それ以上に、真っ暗にした状態で着陸灯を点灯させたら、返って目立ってしまうのでは
……というのは突っ込んではいかんのでしょうか。そもそも、着陸灯の代わりって、現地
調達しろってこと? 流石、帝国陸軍の末裔は言う事が違う(違)。
●交渉決着
ラウ「私は貴方とは違う。勝ち目の無い戦いに国民を送り出す事など出来ない」
間宮「ならば貴国の宇宙戦闘艦を自沈させれば宜しい。戦力が無けれ戦いようが無いです
からな」
ラウ「いずれにせよ、私の政治生命は終わりということですか」
間宮「政権の延命を目的とした時に、我々政治家は権力の亡者と化してしまうものなのか
もしれませんな」
間宮前総理とラウ大統領の交渉。遂にラウ大統領は負けを認めました。
前回で決着がついていたと思った政治の駆け引きを後編で引っ張って来るとは意外でし
たが、決して悪くなかったと思います。間宮前総理の見せ場ですね。こんな人でも、失脚
してしまうんですが…。
●大脱走と言えば、穴掘りですよね@ミユリ
ミユリの観察能力と地図を照合、変電所の位置は特定され、シノンとアレイは変電所破
壊のために武装してバイクで向かう。ええと、確かシュウ地上軍基地はクーデター勢力に
包囲されていたのでは? そんな中、チャイナ服を着たままのシノン達が単車で突っ込ん
で行き、気付かれずに内部に侵入出来ると? あのシノンが立てた作戦にしては、杜撰過
ぎる……。
それと、チャイナ服で戦闘するのは国際法違反ですから。
広場の前にたどり着いたディータ達。塀には鍵が掛かっていて入れない。そんな時ミユ
リが取り出したのは…軍用スコップ(笑)。掘るんですか(笑)。
●俺にはこういう交渉事は向かないんだよ@タカイ
大統領補佐官と交渉するタカイだが、補佐官は同じ言葉を繰り返すばかり。
そんな時、アマテラスに何かが近づいて来る。それが人間らしいと分かり、敵の工作員
かと緊張が走る。しかし、ユキノはアキホとレンナだと気付きます。
原作では通信機も使えず、自分達がアキホとレンナだと伝えることに苦労していたので
すが、ユキノは宇宙服を見ただけでアキホ達のことが判るんですか(笑)。
●ジェット燃料…
瞬時に穴を掘ってしまったミユリ。幾ら何でも速すぎです。しかも、滑走路も無いのに
都合良く足下にジェット燃料が転がっているこのご都合主義。
繰り返しますが、原作にはこんなシーンはありません!
変電所を攻撃出来るポイントで待機中のシノン達は、シャトルのシントと連絡。
その時、警報が鳴り響く。
その頃、大統領より王国の戦闘艦と戦うか、シェンロンを自沈させるかを一任されたウ
ォン艦長は、アマテラスから発進したシャトルが基地上空に接近中と報告し、空軍機が
ターゲットを捕捉していると言う。
…この危険性をシノン達は全く認識していなかったのか???
戦闘機の追撃を受けるシャトル。地上からは対空砲火。
戦闘機からの攻撃は無く、対空砲火は命中せず。
対空砲、現在と余り進化して無いんですね…。Aパートの対空戦車を見る限り、もう少
し進化していると思ったのですが…。
シュウ空軍機が攻撃して来ないのは、命令が無いからかな。それにしては、対空砲は遠
慮無く発砲してますが。正体が分かっているのに、何で発砲するかな。
アレイの射撃により変電所が破壊。停電した基地外縁部をバイクで走るアレイ達。一方
ミユリはジェット燃料に火をつけ着陸場所を指示。どこかの映画で見たようなシーンです
が、格好の的にしか見えません。
シント「あれだな。僕は操縦の神様じゃ無いんだけどな」
原作によるとシントはシャトルの大気圏突入と離脱は初めての経験です。初めてなのに、
いきなり難易度大の着陸をしなければならなかった彼は胃の痛い思いをするのですが、そ
のことを第三者に対して見せることはありません。
シャトルに乗り込んだミユリとディータ。アレイ達もバイクで塀を乗り越え(!)シャ
トルの中に滑り込む。
シントは直ちにシャトルを発進。大気圏の外へと離脱する。
●ウォン艦長の決断
ウォン「私は王国との戦闘を選択致します。それが、国民の大半の意志だと思うからです。
しかし、もしシェンロンが破れることがあった場合は、直ちに同盟に降伏して頂
きたい」
ラウ「それは…」
ウォン「それでアマテラスは、この星域から脱出出来るようになるからです」
ウォン艦長は王国との戦闘を選択。シェンロンが沈んだ場合には直ちに降伏するように
進言。この辺りの台詞はウォン艦長の王国と本国に対する異議の表明だと原作には記され
ています。
●レンナ死す
アマテラスに到着したレンナは直ちに手術を受けることに。
レンナは既に意識は無く、重傷。
そして手術の甲斐無く、レンナの心臓は停止してしまう。
外科手術の筈が電気ショックやっているので、まさか! と思ったら…。
撃たれた位置が違うとか、メールのことを気にしていたりとか、色々やばい気配はあっ
たのですが、本当にレンナが死んでしまうなんて…orz
# 医者の見立て違いってことは無いんですか?
原作では手術は何とか無事に終わり(そもそも、致命傷ではありませんでした)、レン
ナは直接シノン達に自分の正体を明かして謝るのですが…。
●レンナ、最後のメール
レンナの葬儀の段取りの話をするピーターに怒りをぶつけるタカイ。
人の死を娯楽にしやがってというタカイに、それが真実を伝えるってことだというピー
ター。
シャトルでアマテラスに帰還途中のシノン達にもレンナ達の死が知らされる。
レンナから携帯でメールが来ていたことを思い出し、それを開くシノン。
# 携帯の写真、OPにも出ていたレンナとシノンとミユリの三人の写真ですか。
里見 レンナ Re:そのこと
今、貨物倉庫の前。
クーデターでごたごたしてきた
けど、何とか無事に帰れそう。
こんな時になんだけど
ひとつ告白
アキホには話してしまったから
シノンにも話しておく。
あたしは情報部に所属する。
スパイです。
みんなを騙してごめん。
でも、もうあたしもみんなと
一緒に戦うよ。
今はアマテラスがあたしの国。
会ったらきちんと謝るからさ。
みんなにも晴れて仲間入り。
改めてよろしく。
無事再会出来ることを祈って
シノン「ああ…レンナ…」
うわぁぁ。死者からの手紙。定番と言えば定番だけど、シノンちゃんが親友の死を受け
てどうなるかが非常に心配です。
# 引きこもりるか、逆にやる気を出すか?
●次回は…
スターダスト・メモリー 前編
「星の屑作戦」ですか(違)?
原作第3巻後半の話を前後編で描きますか。今度は派手な艦隊戦ですね。
では、また。
--
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