《他の国は米軍の基地などなく、アメリカと安保条約すら結んでいない国もある》

この地域では、せいぜい中国の軍事力が脅威といえば脅威ぐらいのものだ。
かといって、中国が渡洋して大規模な侵略戦争などできるはずもないことだ。
小さな島をめぐって局地紛争程度は起こしうるし、日本にも起こしてくる可能性はあ
る。
そのぐらいのものだ。
(これは今のところという話だが。中国が日本を影響下に置いた版図を意図している
ことは巷間よく言われているところだ。中国は空母など海軍力の整備は当然行ってく
る。)

アメリカは島をめぐった局地紛争では中立を決め込むことも多い。
ならばアメリカの力などあてにはならないことになる。

日本のおかれた立場はフィリピン、ベトナム、マレーシア、インド、パキスタンなど
と同じようなものといえる。

これらの国が日本の防衛庁のように『アメリカ空軍司令部を移設しないでください』
と弱弱しい悲鳴を上げるか?
フィリピンは悲鳴を上げるどころかアメリカ軍基地を撤去したではないか。
他の国は米軍の基地などなく、アメリカと安保条約すら結んでいない国もあるじゃな
いか。
別にアメリカとの安保条約が無くとも、日本の防衛庁のように虚弱な悲鳴をあげたり
はしない。

全く日本の防衛庁。
虚弱だ。

まるで竹光の刀をさしたようじゃないか。
太平に浮かれ、気力を失い、虚弱な悲鳴を上げている。
一般国民よりまだその精神力は虚弱だ。

綺羅星のように輝く歴代の武将がさぞかし嘆いていることだろう。
いや、
203高地で肉弾奮戦した将兵に対してなんと申し開きする。
お話にならない。