Re: 大気の自転
そるしすです。
(以下、引用順序変えています)
DH.Shiozaki wrote:
> 山賀です
> ...............
> 大気の分子(の質量)と、地球の質量(重心=中心に全質量が集まっていると
> 考えてよい)はお互いの引力引き合っています=万有引力。いわば見えないロー
> プ(この距離なら引力は事実上瞬間的に伝わるので、たわまないロープ=変形し
> ない棒というイメージ)でつながっているという感じです。それで地球と一緒に
> 回っている。
科学で重要なのは「そういう状態になっているから、で納得する」のでは
なく、「何故そういう状態になるのかを考える」ことです。でないと、
正しいかどうか判定できないです。
何故「変形しない棒でつながっているという感じ」になるのでしょうか?
実生活において、大気にしても海水にしても、そのような感じはしない
ですよね?棒がつながっているどころか、その気になれば、どんな
量の大気も海水も自由にどこへでも動かすことができます。自然現象でも、
台風・渦潮・ジェット気流etc枚挙にいとまがありません。
さらに
> (1)大気は地球の重力によって引きつけられている
> 地球半径に対し、海の深さや大気の厚さ(どこまでを大気というかは別問題)
> 極めて小さいということは事実です。だが、摩擦(基本的には分子間力)で「引
> きずられている」のではありません。重力によって固体地球表面に引きつけられ
> ているのです。とくに空気の摩擦(厳密には粘性?)は小さい。「謎解き・海洋
> と…」でも巧妙に「摩擦」という言葉を避けているはずです。
摩擦=分子間力=粘性が(自転によって引きずられることがないくらい)
小さい場合、もし変形しない棒によってつながっていたとしても、地表に
水平な方向の移動についてはエネルギーが要らないことになり、
それはつまり、大気が自転速度と同じ速さで動いているという
現実を何も説明しない(というか否定している)ことになります。
(移動にエネルギーが要らなければ、どんな方向にどんな速さで動こうが
自由自在です)
山賀さんの説明が間違っているわけではないですが、汐崎さんの最初の
質問に答えるには適切な例だとは思いません。
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