そるしすです。

Shinji KONO wrote:
>>大学(この話では多分物理系のみ)では、相対性とか理論の表現形式の普遍性
>>とかをみっちりやった後での話ですので、ここで混乱するような学生は
>>単に落ちこぼれてるだけですね。
> 
> 
> 大学や先生によりますね。単に光速度不変からローレンツ変換を導
> くだけってのは良くある話。本当は、マックスウェル方程式の不変
> 性を導かないとダメだと思うんだけど。

うーん、確かに先生とかによるかも。それに、学部学科とかにも
よるんでしょうね。

学問的な流れとしては(特殊相対性理論が不変性の重要さを
認識する最初の理論だと思うので、それも考えあわせれば)

マクスウェル方程式から導出された光速と古典力学との不一致
   ↓
光速度不変からローレンツ変換
   ↓
マックスウェル方程式の不変性

となるのが自然だと思ってます。で、こここまでやってはじめて
「特殊相対性理論を学んだなあ」ってことになると思います。
少なくとも、物理学科ではみんなやってるんじゃないでしょうか
(もしかすると物性系は違うかも?)


> ファインマン物理には「m=m_0β で相対論全部だ」みたいな説明が
> いきなり載ってたりするんだけど、まぁ、そういう解釈もある。ロ

ファインマン物理かあ。なつかしいなあ(今の仕事は物理学とは関係
ないので)。力学とか電磁気学とか見たけど、何か肌に合わなくて
途中やめになったっけかな。


> 「相対論を勉強すると生意気に天動説と地動説は相対的だとか言う
> けど、そうではないんだ」みたいな話は確かメラーには載ってまし
> た。
> 
> 一般相対論の共変性は局所的な変換なので、回転みたいな大域的な
> 変換には当てはまらないってのが僕の解釈かな。光速を越える座標
> 系とかを採用すれば座標系から来る見掛けの特異性が出ちゃうのは
> 仕方ないし。

御意。

地動説/天動説は明かに古典物理しかなかったときの概念ですよね。
ガリレイの相対性原理しかなかった。その後、近代物理が発展して
アインシュタインの相対性原理が出てきて、それを勉強した人(よく
理解した人)があえてセンセーショナルに「天動説も間違ってない。
運動は相対的だ」と表現し、今度はそれを見た『理解できなかった人』が
その言葉だけを真に受けるって図式でしょうか。