厨子です。

 そろそろ、適切なグループを選択することを覚えましょう。
 followup-to:japan.yosoだけ。

"HATORI nobuo" <hattorin@ta2.so-net.ne.jp> wrote in message 
news:hattorin-2002041531220001@news01.so-net.ne.jp...
> > 出さなければ、「ホームからの転落事故が多すぎる」という問題提起自体が
> > そもそも誤りであるということになるわけですが。
> 
> 国や鉄道会社に聞いて見たらどうでしょう。ないなら個人にある分けないですね。

 貴殿が「多すぎる」「アメリカ式は起きない」とか言っているのは、
てっきり、そういう統計がバックにあるのかと思っていたのですが、こ
のフォローだと、統計が根拠じゃないわけですね。

 つまり、貴殿の「ホームからの転落事故が多すぎる」というのは、池
田氏の指摘通り、問題提起自体が誤りであり、根拠がない、と結論付け
ざるを得ません。

> 「犯罪が多過ぎる」と言うのも他国の例がないなら、問題提起自体が誤りと言うの
> ですか。

 それは問題のすり替えですね。
 貴殿がそもそも、問題提起として、「アメリカ式なら事故がおきない」
としているのですから、その立証責任は貴殿自身にあります。
 そのアメリカ式で転落事故がどの程度防止できているかが、貴殿には
求められているのですが、まったく、その立証を行わないところから、
貴殿の言う「アメリカ式なら事故がおきない」は残念ながら、根拠のな
い放言と談じざるを得ません。

> 海外の例がなければ問題提起できない分けないでしょう。もっと良くしようという
> のは大切ですよ。

 後半は同意しますが、貴殿の根拠のない放言はすべてをだめにしてい
ます。

> 特に、転落事故で裁判になった例を見ましたがアメリカ式なら転落しなかったはず
> です。これは明確です。

 なぜ、転落事故がおきるかのメカニズムを貴殿は根本的にわかってい
ません。
 点字ブロックを白杖でトレースしながら歩くのですが、トレースをロ
ストしたときが危険です。トレースをロストする原因は、正面に障害物
があって、それを回り込んでよけたときに、方位がわからなくなるわけ
です。

 最悪のケースは、方位ロストしている自覚がなくて、そのまま平常に
歩き始めた場合で、ホームから転落方向に向かった場合、点字ブロック
の存在に気が付き、停止します。
 一般的に、目が見えない人が感覚だけで、歩行を急停止するのは非常
に難しく、約1〜2mの空走距離があります。
 これがホームへの転落の原因のひとつです。

 もうひとつは、点字ブロックのラインをはさんで、どちらがホーム側
かわからなくなることですが、点字ブロックのラインをロストして、ホー
ム側へパラレルエラーで歩んでしまいます。
 ただし、足に突起がある感覚で危険を察知できることが多いとのこと
です。

 で、点字ブロックは太すぎてはいけません。どちらが進むべき方向か
わからなくなるからで、貴殿が推奨するボルチモア地下鉄の事例は、ま
さにそれに相当します。
 ホームの外側に歩いていった場合、進入角度によっては、更なる錯誤
でホームにまともに転落する危険性があります。
 点字ブロックをトレースするためには、点字ブロックの外側を認識す
る必要がありますが、あの事例で、外側を認識しようとすると、白杖が
列車にはねられてしまう結果になります。非常に危険ですね。

 それよりも何も、視覚障碍者にホーム至近距離を歩かせる、という貴
殿の主張は、何よりも視覚障碍者の事情をなんら把握しておらず、世迷
いの一放言だとしても宥恕することはできません。
 晴眼者なら、どうってことのない列車の風圧で転倒することも少なく
ありませんし、列車の警笛を至近で鳴らされると、視覚障碍者は万が一
の危険回避のため、その場で座り込んでしまいます。列車の警笛をなら
せばよい、という発想は、もはや視覚障碍者に対するハラスメント以外
の何者でもありません。


> これから推測してもまた技術的にもアメリカの転落事故は少ないと思うのです。

 それだけいうなら、技術的な証明をやってください。

> それに海外がどうであれ、これだけ多くの点字ブロックを使用しているのですから

 趣旨を変更するのですね。


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 Naoto Zushi(厨子 直人) <news-admin@muzik.gr.jp>
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