In article <3FFE8955.3E12E804@184_spam_yahoo.co.jp>,
        shimada181@184_spam_yahoo.co.jp writes:
>     旧夕張支線自体は石勝線工事がある程度進んだ段階で
>    廃止になっていたと思います。現・楓駅は旧夕張支線の
>    楓−登川の中間地点ぐらいの南側に位置していたと思い
>    ます。新夕張駅自体も紅葉山駅とは少し離れています。

  「鉄道廃線跡を歩く」も10巻にもなってしまったので、主な廃線跡は大抵網羅
されてしまったようで、この旧夕張支線も8巻に出てきます。
  それによると、1981年6月末で旧夕張支線廃止、10月に石勝線開業で現・楓駅
開業。紅葉山駅は新夕張駅の南東側のすぐそばで、高台に移った新夕張駅から見
下ろす駐車場他が紅葉山駅跡とのこと。旧線は紅葉山から国道とつかず離れずで
登川に向かいますが、現在線は北側の山をトンネルで抜けて、楓の集落の付近だ
け旧線とほぼ並行し(間隔は100m前後?)、現・楓の先で再びトンネルに入ってし
まいます。
  旧・楓の位置は、現・楓の西800m前後の国道沿いのようです。この付近では旧
線のルートが国道に重ねて書かれているので、もしかして旧線を拡幅して現国道
にしたのかもしれません。それ以外の区間でも道路になった区間もあるようです
が、どこがそうなのかはよくわかりません(同書では、地形図の細い道路の幅と
ほぼ同じ太さで旧線跡の黒い線が書かれてしまうため)。登川駅は、現在線が楓
の東でトンネルに入る付近から、国道と別な道路を1キロほど東へ行ったところ。

  同書を読むまで知らなかったのですが、旧夕張支線楓駅は当初はスイッチバッ
ク駅だったようです。つまり、楓駅の部分は同線から北の下り方向へ、ささくれ
のように分岐しています。同書の記述では、1967年に楓駅が同線本体上に移転し
てスイッチバックが解消されたように読めますが、はっきりとはわかりません。

                                                nide@ics.nara-wu.ac.jp