"NAKAMURA Kazushi" <kaz@kobe1995.net> wrote in message
news:031014003528.M0126527@ns.kobe1995.net...
> 中村和志@神戸です。w3mで見てるのでカウンタには数えられて
> いないでしょうが、
>
> In article <bm7p7m$ars$1@news511.nifty.com>
> ando_san@nifty.com writes:
> >がありました。また,Transmetaが製造委託先として富士通を選んだのは意外な
> >ニュースです。
> >  b.. Transmetaが90nm Efficeonの製造を富士通に委託
> FPGAでの実装ですが、SPARC ver.7や組込用SPARC Liteなんかの製造を
> 請負った実績が有るのでは?特に「出荷までの期間」は、やたら早かった
> と思います。まるで初鰹を握るかのような、ボージョレー・ヌーボーを
> 運ぶかのような。

  最初のSPARCは富士通のGate Arrayで,確かに富士通が製造してSunに納めていま
す。SPARC Liteは富士通の製品で富士通がプリンタやカメラ用の組み込みプロセサと
して販売しており,委託製造ではありません。

  今回のMPF2003では,Transmetano90nm Efficeonは2004年中頃といっています。今
から8ヶ月で出荷というのはかなり早いと言えます。

>
> >  c.. UXPi 10Gbit/s伝送の標準化を開始
> sパラメータ…、いっそ無線で飛ばしたら? ;-)
> RAMBUSが絡んでいるのなら、こういった設計も出来そうな気はするけど。
>
> >  d.. Cooligyがアクティブ冷却テクノロジを発表
> 面白いですね。ando_sanならではの堀下げ。機械的可動部の無いポンプ
> という点が、従来の液冷の泣所を一つ解消してますね。でも冷却水漏れ
> や、冷却水の蒸発に依る冷却能力のムラはどうするのでしょう。熱い
> 部分ほど冷却水が蒸発して、冷媒の熱容量が減ってしまう気がするの
> ですが、静的な設計でうまくクリア出来るのでしょうか?
> 熱ダイオードを要所に仕掛けておいて、発熱に応じて冷却水を分配
> した方が良さそうな。

  蒸発冷却は効率は良いのですが,蒸発して液が無くなるところが出るととたんに冷
えなくなるのが泣き所です。一応P-4などを冷やすデモを見せているので,静的設計
でなんとかなっているのでしょうね。アダプティブに冷却液を配分できれば良いので
すが,単なるマイクロチャネルでなく,流量の調節ができるバルブ付きのものを作る
必要がありますね。

  また,一般的に液冷は液漏れの懸念,冷却液の蒸発による減少などが問題です。し
かし,1チップだけを冷やすという用途なら日立やNECがパソコンで採用しており,実
用に近づいている技術と思います。また,パソコンなら液漏れが出ても大型サーバの
ようには問題にはならないでしょうから。

ando_san

> -- 
> 中村和志@神戸 <mailto:kaz@kobe1995.net>
> NAKAMURA Kazushi@KOBE <http://kobe1995.net/>
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