"Kiyohide Nomura" <knomura@maya.phys.kyushu-u.ac.jp> wrote in message news:5fhe4l50bg.fsf@maya.phys.kyushu-u.ac.jp...
> kimura <kimura@shonan.ne.jp> writes:
> 
> >  これにより超対称性粒子やもっと未知の粒子が存在する可能性が
> > あるとの事ですが、ここで言う超対称性粒子やもっと未知の粒子とは
> > 第4世代のクオーク・レプトンということになるのでしょうか?
> >  それとも全然別の超対称性粒子??
> 
> この分野の専門ではありませんが、
> 第4世代のクオーク・レプトンではなく、
> フォティーノ、ニュートラリーノ
> などの超対称性粒子の存在を示唆しているのではないでしょうか?
> # クオーク・レプトンの超対称性パートナーかも知れませんが。

素粒子論を専攻してましたが正直言ってここらへんの解析は
細かくてわかりません。どんなダイアグラムからの寄与を
見ているのかはおよそわかりますが、詳しい解析については
ノーテーションやら何やらいろいろ決め事があって実験屋さん
じゃないと良くわかりませんね。

要は最近になってbクォークの絡んだ精密実験もできるようになってきて
CP対称性を破る過程としてペンギンダイアグラムからの寄与を見たら
そこを飛んでる仮想粒子に標準理論で出てくるものだけを飛ばしていたら
理論と合わないって話なんだと理解してます。

K中間子の崩壊に関する同様なペンギンダイアグラムによるCP非保存
過程では標準理論と矛盾することは見つかっていないのでしょうけど
B中間子(bクォークが絡んでます)の崩壊過程では理論と合わない
ところが見えてきたってことなんでしょうね。

> >  ニュートリノの質量発見に続いて、またまた日本の素粒子
> > 実験設備から新しい知見が広がりそうですね。
> >  日本の実験素粒子物理屋さんはけっこう効率的な税金の使い方を
> > していることになるのかな??
> 
> 前提となった
> 「小林・益川理論」
> も大事ではないですかね?
> # 理論は税金をそれほど使ったわけではないが。

もし、超対称性粒子の発見につながったのであれば確実にノーベル賞です。

ニュートリノに質量があったことの発見に対してノーベル賞はほぼ約束されている
と思ってますから、今回ので2つは堅いのかなぁ?

まぁ、さらなる解析が必要なのかもしれませんが・・・