国会議員が立法活動を行なうには、様々な調査や協議などを行なう必要が
あり、それを国費で支えていくことについては異論はありません。
 そしてそれを実現するために、国会議員に歳費が支払われ、また2名の公設
秘書と1名の政策秘書の給与を国が負担しているのです。

 しかし、一方で選挙対策の私設秘書や運動員の費用などを国費で支えること
になると、現職議員が選挙で有利になりすぎ、新人候補者が現職議員を選挙で
破ることが極めて困難になってしまい、民主制度としては問題があるでしょう。

 ですから、国費から給与の支払われる政策秘書の資格と人数には厳しい制限
が課せられているのです。
 ですから、

"Shinji KONO" <kono@ie.u-ryukyu.ac.jp> wrote in message 
news:3988631news.pl@insigna.ie.u-ryukyu.ac.jp...
> 河野真治 @ 琉球大学情報工学です。
> 
> そもそも、一人一人手弁当で仕事しているような所に、いきなり、
> 1000万円で人一人雇えって言われても困るのは当然... 奥さんに頼
> むのが良いんだろうけど... そして、それは「まったく問題ない」。
> 一方で、そのお金を人件費以外に有効に使ったりすると「犯罪」な
> わけだろ。

 こんな意見は認識が甘すぎます。
 そもそも秘書給与は、「上限まで払っても良い」という金であって、秘書がそこま
での高給は要らないというのなら返納すべき性格の金です。

# この辺、無駄でも予算を使い切れという役人根が丸見えですね。

> > その場合「泥棒の開き直り」の謗りを受けるかも知れませんが、「議員
> > 秘書給与」と「政治活動資金」の区別の存在が国会議員にとってそれほ
> > ど無意味なものなら、国会で多くの賛同を得るかも知れません。
> 
> 最初に、用途を限定して細分化された予算が、非常に一般的な活動
> である政治活動にそぐわないのは当然ですよね。その一方で、その
> 細分化された予算の使われ方の効率みたいなものは重視されないん
> だよな。

 政治活動資金に詐取した金を使ったのではないでしょう。
 彼女が流用した金を使ったのは、本来議員が個人で負担すべき「選挙
対策費、地元対策費」であって、そんなものを「政治活動資金」と呼ぶべき
ではありません。

> 科研費なんかでも、
>        うだうだ言わずに自由に使えるお金をよこせ
> って思うことが結構あります。別に、それで成果が上がればいいん
> じゃないの? 何に使ったか記録して公開すれば、それでいいじゃん。
> どれが資産で、どれが消耗品だとか、税金だなんだは後で計算すれ
> ばよろしい。

 今回の事件は、自由に使える金を渡したら、飲み屋で飲み食いに使った
挙句に、
「頭を休めることも研究の一環だから」
などと主張しているようなものでしょうね。

# 自分がもらっている金が「公金」だという自覚があるのでしょうか?