Koichi Tazakiさんの<wksmqyc155.fsf@ntlworld.com>から
熊さんがいないので虎が茶々をいれに候。

>たざきと申します.亀さんモードです.ごめんなさい.
>
>熊雄さん <kumao_zr@24i.net> writes:
>> たとえみんながつり銭を使っても、で海外流入の低価格dvdを購買ずれば、デフレ
>> 要因にかわりなく、デフレですね。
>全てを海外流入品で賄うと考えるのは現実的ではないと思います.
>GDP の 9割近くが国内なのです.

それがどうかしましたか?なぜGDPが問題なのでしょうか。
それをおっしゃるならば極論すれば9割がデフレの影響を受けていると考える
方が正しいでしょうね。田崎ちゃん。(www)

>
>> つまり、(市場に【供給】された購買可能な力を持つ貨幣の総額)>(市場で購買可
>> 能な商品の貨幣換算した金額の総額)のとき、これがインフレです。物価は上がりま
>> すね。
>> 
>> 反対に、(市場に【供給】された購買可能な力を持つ貨幣の総額)<(市場で購買可
>> 能な商品の貨幣換算した金額の総額)のとき、これがデフレです。物価はさがります
>> ね。
>なんか理解しにくいです.ごめんなさい.僕の頭だと,
>供給された商品が安めなら,商品の値段が上がると考えてしまうんですが……
>だって,その方が儲かるんだもん.

シェンセイ、値上がりはインフレ、値下がりはデフレ、儲けは坊主丸儲け。
で、つまり、三つくっつけた文章ですえね。ふうううん、ヨウワカリマシェ
ン。
>
>商品がダブついているって話なのかな?
>それなら,たんに供給過剰なら値が下がるってだけの話なんで
>低価格輸入品の話は関係なくなるしなぁ……
>
商品がダブつくのは高い商品があまるからで、安いのは売れてるからねそれな
りに。国内の競争力の低下したところは、作れば売れないし、生産は下げてき
ますよね。工場閉鎖まで行くんでしょうが。。
お金ですよ、きっと、田崎ちゃんは分かってていってるんだね。(^^)。


>> データはスレッドでリンクしたデータで十分説明がつくと私は思います。分析してい
>> ただければ?
><ba8898$bbg$1@nn-tk102.ocn.ad.jp> のことでしょうか?
>僕が <ba8898$bbg$1@nn-tk102.ocn.ad.jp> から読み取れるのは,
> 1. 対米貿易では日中の競合品は少ない
> 2. 全ての産業が,中国との競争に晒されているわけではない
> 3. 国内市場が中国にどれだけ荒されているかを示すデータは無い
>ということだけです.
>

細かい数字をいくらあげつらねても、デフレの供給を商品の供給と理解してる
限りはデフレの話は理解できないでしょうね。商品の貨幣換算した流通量と流
通貨幣の流通量のバランスの問題だ物ね。田崎ちゃん。もう、在庫式で供給と
らえるのは今日までにしてキョ。細かい数字は、このマクロの原理を認めてか
ら出ないと何の意味もないと思うよ。(v)

>> 本質をつかむにはデフレの定義に忠実に国内外の貿易量、およびその変化量でにつか
>> めると私はおもいますが。
>掴めるかも知れないし,掴めないかも知れない.でも今のところ
>激安海外製品がデフレの原因だというデータは見たことが無いです.
>
見たか見ないかは幽霊の話。原理で考えるかどうかでしょうね。
安い商品はそれに見合う国内の生産コストからみると明らかに市場流通貨幣を
下げてる。当然。
そればかりではないですね。対米貿易は、中国と日本は折半してますよね。
日本国内に、金が流れる分がこない。
さらに、日本の企業は設けてもドルのままにしてアメリカにおいてくる。いず
も市場への貨幣供給は抑える要因。
安い品物は、国民の購買をその方に向ける。市場の品物の需要は、安いことで
その数量は維持できるが、金に換算すると、当然、デフレ要因。
共産圏の工場化が、先進国にデフレ風を吹かせているのは聞いたことがないど
ころかどこででも聞いてる話だとおもますよ。

>反対のデータなら見たことはある.例えば,激安輸入品がデフレの原因ならば,
>消費者物価指数(CPI) は下がっても GDP デフレータは下がらないと考えられます.
>しかしながら,CPI も GDP デフレータも下がっている.
>http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/qe031/gdemenuja.html と
>http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/nen/index-z.htm によれば
>2002年の GDP デフレータは 1.6% の下落であるのに対し,
>CPI は 0.9% の下落です.輸入が物価の下落を抑えていると読めなくも無い.
>少なくとも,デフレは国内要因が大きいと思われます.
>また,輸入平均物価は 1994年以降ほぼ安定しています.すくなくとも
>1997年の輸入物価高騰時を除けば,輸入物価はほぼ一定 or
>若干の*上昇基調*にあります.
>
>これらのデータは,低価格輸入品の存在を否定するものではありませんが,
>低価格輸入品のデフレへの寄与は小さいということを物語っていると思われます.
>
デフレへの寄与というなら、田崎のおっさんは、なにがデフレ寄与してるとい
うの?
はたして、通貨供給量と需要の関係でデフレをとらえてるの?
中国の安いコストでの世界の工場化が、日本のデフレに大きくかかわっている
と言う本質は以上より明らかではないですか。国内の問題と言うのは違います
よ。


>> いくら買っても、海外からの低価格製品に飛びつく限り意味なしと思います。(笑)
>全てを海外流入品で賄っていない現状を考えれば無意味な仮定だと思います :-)
>
いいえ、デフレが流通する貨幣の供給量と、品物と言う需要の問題である大原
則を理解されていれば、このようなご意見は出ないと思いますね。そのために
例として出ている話ですよ。

>> 買うときは喜んでいるでしょうね。買える間は。そのうち多くの国民は安くても変え
>> ないようになるのでは。
>もし低価格製品がデフレの原因ならば,買えなくなった段階でデフレは
>集結しますね :-)
それって経済の破綻を言ってるのですか?ええ、破綻そのものですね。
終結といっても、破綻ですね。日本壊滅。壊滅してデフレ終わりではこれは終
わりであっても田崎さんのいう回復基調への反転と言うのとはちがうでしょ
う。

>
>
>> 要因です。別に間違ってはいません。しかし、貯蓄した資金が、集めた金融機関によ
>> り運用されるわけで、それが市場に出回るのが普通です。そうしますと、企業が借り
>> てさらに需要を起こすわけですから、貯蓄=デフレという構図はただしくはないで
>> しょう。
>その通り.そして現在は国債を買う,つまり資金が国庫へ帰って
>市場に出回らないと言う状況です.このような状況下では
>貯蓄=デフレという構図は正しいと思うのですが.
正しいか正しくないかって、損か得かの話にすりかわってますよ。(^^)。
デフレはとまらない。

>
>> 田崎さんの会社?は薬品関係と言うことですから当分は中国とは競合しませんよね。
>僕の所有する会社じゃなくて,勤め先 .会社なんて持ってないです :-)
>中国と競合しないのは薬品関係の特殊性があるかな? 医薬品メーカの
>コストって,生産の割合は低く研究開発の割合が高いのです.
>だから中国で生産するメリットは低く,いまの教育レベルを考えれば
>比較的高度な(ぉ)人材を集めやすい日本にいる方が会社としては良いのです.
># もっとも,後者は怪しくなりつつある.また,欧米との競争が激しい
>
>まぁ,中国を脅威と見ない業界ってのは労働集約型ではなく資本集約型
>またはサービス主体(髪を切りに中国に行く奴はいない :-))って
>業界なんでしょう.
>

低価格に勝る競争力はないでしょうね。頭脳はどんどん追いつかれますね。人
材を集め、育てれば。

>-- 
>田崎 康一 (tazaki@ebi.ac.uk)

虎雄でした。

-- 
虎雄 mailto:gahsi126@arizona.co.jp