若さは勢いも出ますが、同時に脆さもあります。
立浪、アレックスの連続本塁打は、西武の息の根を止めたといえるでしょう。
特にアレックスの一発は、西武バッテリーの集中力が切れたのが最大の原因です。
まだ終戦ではない段階で集中力を切らしてしまうのが若さゆえの脆さです。

MVP 谷繁
敢闘賞 カブレラ or 和田
優秀選手 リナレス、立浪、井上、川上の中から3人

6戦の内容で入れ替わりはあるかもしれませんが、選考はこの中からでしょう。

西武は6戦は松坂でいくしかなく、松坂が倒れた時点でジ・エンドです。
完投が理想ですが、最悪8回まで投げて、ダイレクトで豊田につなぐという
ところまで行かなければお話しになりません。
豊田も良くはないですけど、中継ぎ陣はもうあてにはなりませんからね。

5〜6回で交代ならば石井や帆足がスクランブル登板をせざるを得ない
(この二人くらいじゃないと中日打線は止められない)
ので、7戦はもうギブアップ状態になってしまいます。

今日勝たなければ明日はないけど、でも明日のことも考えなければならない。
これが先に王手をかけられたビハインドです。

逆に松坂が完投ないしは豊田にダイレクトスイッチという形で勝てれば7戦も
ちょっとは面白くなるでしょうね。
そうしたら私だったら7戦の先発は帆足にします。
石井が二試合続けて先発で好投するというのは、買いかぶりすぎですし、
石井はリリーフもこなせ投手でもありますので、中継ぎにして、2イニング限定
全力投球を命じます。
そして最後は豊田に死力を尽くしてもらう。
それしか西武に勝機はありません。

中日は余裕を持って挑めます。
野球のシミュレーションゲームならば、私は6戦ドミンゴ、7戦山本昌としたいです。
石井が2試合続けて好投できないのと同じように、松坂が2試合続けて乱調というのも
考えにくいわけでして、それなら体力があって中4日でもいけるドミンゴに先に
行ってもらう。
万一松坂に投げ負けても、安定感に欠けるドミンゴで落とすならショックも
少なかろうということからです。

でも、実際は落合監督始め、松坂には自信を持っているでしょうから、
一気に山本昌で決めに行くでしょうね。

レバタラは禁物といいますが、もし福留がいたら4-0で終わっていたかもしれないですね。
4番抜きというハンデでこんな感じですから、セパの実力差は本当に大きくなっています。