味岡です。

In article <c8eetb$ev6$1@news-wst.ocn.ad.jp>, Tanaka-Qtaro-Yasuhiro
<tanaq@ca2.so-net.ne.jp> wrote:

> 田中久太郎です。
> 
> ajiokaさんの<ajioka-1405041239510001@hrsrmgk2.gikan.furuno.co.jp>から
> > 児童絵画の指導者はこのへんを心得ていて、技法の指導は殆どしなくて、
> >子供の感情をいかに素直に絵の中に表現させるかということに注意を払います
。
> >従って大人の絵と児童絵画はこの点で大きく異なります。
> 
> なるほど。感情を素直に出させるのがポイントなんですね。

その通りです。

> 技術的・技法的なことを学習するのは、子供が自分から学びたいと
> 思ったタイミングが良いのでしょうか。
> だいたい小学校を卒業してからぐらいなのかな?

 遠近法等は中学で学びますが、それまでに自分の感情を素直に出した
絵が描けないと、型にはまった概念の見本みたいな絵になります。
本人が興味を持ち出してからで遅くないと思います。

 表現技法はあくまで感情を発露する手段を増やすことでしかありません。
感情表現の幅を広げる手段であり、技法に則った絵を描くのが目的ではありません
。

> >一度シャガールの絵を無心に見られてはいかがでしょうか、子供の絵の見本み
た
> >いなものです。(シャガールは大人でありながら子供の絵が描けると言うこと
で
> >天才です。
> 
> シャガール、いいですよね。
> でも“無心に”鑑賞できてるかはちょっと自信ないけど。

 一度、子供の絵と思って見られてはいかがでしょうか。

 素直に絵が見られるようになると、抽象絵画ががぜん面白くなります。
表現技法に制限の無い「なんでもあり」の世界です。(若干の約束事はありますが
。)

先の阪神大震災で亡くなられた津高和一氏の作品なんかは面白いです。
(Web上でも多数見れますが、迫ってくる感じは実物にかないません。)

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ajioka 
FURUNO ELECTRIC CO. LTD.