新城@筑波大学情報です。こんにちは。

In article <gvvvbl$jmd$1@aioe.org>
        tesigana@diary.ocn.ne.jp (tesigana@diary.ocn.ne.jp) writes:
> こんな記事がありました:
> http://www.atmarkit.co.jp/news/200906/01/wave.html
> 「開発チームが明かす、Google Waveの実装概要」
> Xerox の論文へのリンクも載ってました:
> http://mirrors.ccs.neu.edu/MOO/papers/JupiterWin.ps

情報ありがとうございます。面白い記事ですね。

> ・メールシステムを作り直すとしたらどうやるかという問題意識でスタートした

なるほどね。オフラインも出きるんですね。メールというと、今の 
SMTP はスパム問題を抱えているのので、単純に、SMTP <-> Google
Wave のゲートウェーを作ると、Google Wave にスパムが入ってく
るだけなので、それは何とかしないといけないですね。

> ・矛盾が起こらないようにするため、Waveでは各操作を変換する
>   「オペレーション変換」を実装している
...
> ・クライアントから操作(差分)を送るときに
>   サーバから明示的に送信許可(ACK)を受け取る必要がある。
>   任意に受け付けるのを行わないことで、状態数を減らせる。

この辺りの、クライアント・プログラムから見たときの実装はがん
ばっている感じがします。

クライアント・プログラムはいいとして、それを操作している人間
がどう見えるのかという問題は、残っているのだと思います。単純
化してオフラインで DOM 木とかディレクトリ木を複数人で編集し
ていると、CVS の conflict の問題が出てくるんじゃないかと。ま
あ、人間と人間の間のプロトコルの問題なのでシステムの方として
はほっとくしかないのかもしれないけれど。

Aさんが、ある領域をエデットしていて、Bさんがその領域をカッ
トしたとして、マージしてカットの勝ちにするのはいいけれど、A
さん怒るでしょうね。Aさんのテキスト・エディタから、どう見え
るのがいいのか。

\\ 新城 靖 (しんじょう やすし) \\
\\ 筑波大学 電子・情報       \\