新城@筑波大学情報です。こんにちは。

In article <3993646news.pl@leo.ie.u-ryukyu.ac.jp>
        kono@ie.u-ryukyu.ac.jp (Shinji KONO) writes:
> 32bit命令を三つたばねて128bit命令にしたのがIA-64のVery long
> instruction set。こいつをコンパイラレベルでハードウェアに最
> 適に並べ換える。一種の水平マイクロなので、チップ内部で使う
> なら良いんだけどさ。 

そうなんですか。32x3で96だけど。

> その時その時のデバイス技術で、どういう命令(VLIWの
> 一部)が速く実行できるかなんて変わってしまう。マシンが変わる
> たびにソースからコンパイルし直すの?

ソースからコンパイルする必要はないです。PowerPC -> Intel の
変換というのも、動いているし。

> RISC vs CISC の論争は、命令デコードに多段パイプラインが導入
> されて変換やらout of order とかが導入された時に無意味になっ
> たと思う。PowerPCなんか泣いちゃうほど複雑だし。でも、VLIWは
> だめなアイデアだってのが僕の持論。 

命令はとりあえず fetch して詰めるという話なら、語長が長い方
が有利って単純な話はアリ?

> それでも、IntelがIA-64にしがみつくのは、やっぱりメインフレ
> ームに対するあこがれがあるからなんだと思う。ハードウェアと
> ソフトウェアの複雑さ、コンパイラ技術、バイナリ互換性、大規
> 模なチップ、大規模なサーバ。ハードウェア会社は、やっぱりメ
> インフレームが一番儲かるからね。

というよりは、単純な話、インテル自身、IA-32 を打ち止めにした
かったのに、今のところ失敗しているということなのでしょう。
AMDのせいで。10年後も IA-32 とか使っているのは、考えると暗く
なります。本当に、そろそろいい加減にして欲しい。

\\ 新城 靖 (しんじょう やすし) \\
\\ 筑波大学 電子・情報       \\