新城@筑波大学情報です。こんにちは。

In article <1191313535.812476.6520@57g2000hsv.googlegroups.com>
        bitter anko <kaz762@hotmail.com> writes:
> 迫る鬼畜レイシストシロンボ米兵に拷問虐待され、辱めを受け、残忍な虐殺をされるよりも、
> どうせ死ぬんならるよりも、自決したほうがまし、
> 死ぬ手段も持ち合わせないと困るからということで手榴弾を配って、
> いざとなればそれを使いなさいという思いやりで配ったものが、
> 集団自決などと歪曲され、宣伝されるのはいかがなものか?

沖縄戦当時、米軍は、武器を持たない一般市民を拷問したり虐殺し
たりはしません。米軍の的は、武器を持った日本軍であり、一般市
民ではありません。ですから、一般市民としては、単に避難すれば
いいし、米軍に捕まってもよかったわけです。そのことを一般市民
に知らせず、「鬼畜米英」と、とんでもない教育をした責任は誰に
あるのか、ということが問われています。

沖縄県と似たようなことが、「本土決戦」が行われていたら、日本
中で起きたということも考えてみるといいでしょう。「沖縄県」と
あるところを、自分の祖先の住んでいた県に置換えて考えて、自分
の祖先がそこで死んでいたらどうなっていたかと考えてみるといい
でしょう。

当時の沖縄には、ハワイなどに一度は移住して戻ってきた人もいて、
米軍がそんなにひどいことはしないと知っていた人もいました。
そういう正しい知識があれば、ちゃんと助かることもありました。

というわけで、教育とか正しい知識がいかに大事かということです。
教科書検定で、日本軍の関与を薄めようと意見を出した人は、同じ
ような状況になった時に一般市民にどういう行動を取れと言いたい
んですかね。
bitter anko <kaz762@hotmail.com> さんならどうしますか?

\\ 新城 靖 (しんじょう やすし) \\
\\ 筑波大学 電子・情報       \\