吉野 Takehito です。こんにちは。
サブジェクト変えました。

実は今1月1日午前零時50分。明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。


"YUJI OHSAKI" <wa5y-oosk@asahi-net.or.jp> wrote in message
news:3ff2ded9$0$19834$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp...
> 大崎です。
>
> In article <eFeIb.676$dl4.235@news1.dion.ne.jp> at Tue, 30 Dec 2003
22:00:46 +0900,
Takehito Yoshino  wrote:
>
> >吉野 Takehito です。こんにちは。
>
>  ニコンユーザーでポートレート撮影愛好家の間ではトキナー300mmF2.8は
> けっこう人気があったと思います。安価というよりは、吉野さんが
> 言われているように、ニコン純正レンズの硬い描写が嫌がられたためだと
> 想像しています。
>
> >・・・と書いてきて、実は上記の両レンズとも最近は出番がほとんどありませ
ん。
> >ボディーがデジタルになって、望遠がより望遠相当になって使いにくくなった
> >ことが原因かな。
>
>  300mmF2.8より200mmF2.0みたいレンズの方がデジタルSLRで大口径超望遠
> レンズによるポートレート撮影するに適当かもしれませんね。
> キヤノンEF200mmF1.8Lの復活とニコン200mmF2.0のAFでのリバイバルを
> 希望します。

両者とも確かにぐっっとくるスペックです。
でもきっとなかなか手を出せない金額になるでしょうね。

話をトキナーに戻して恐縮ですが、最近トキナーから魅力的な
レンズがまったく出てこないのはどうしたことでしょう。ジリ貧という
感じがします。自分はトキナーのレンズにずいぶんお世話になった
ので少し寂しく思っています。
そんな訳で、自分が使ったことのあるトキナーのレンズについて
ちょっと書いてみます。

1) 80-200mm F2.8
2) 28-70mm F2.8
3) 300mm F2.8
4) 17mm F2.8

1)は大崎さんからは酷評のレンズですが、後ろボケが円周方向に派手に
出ることを除いては、画質がそれほど気になったことはありません。発色は
ややあっさりしていますが、そんなに悪くないです。ピントは一段絞れば
及第点。
でもこのレンズの意義は、ニコンが唯一 80-200mm F2.8を確か40万円を
超えるバカ高い値段で出していた時代に11万円程度で同スペックの
レンズを出したということに尽きるでしょう。雑誌社のカメラマンはいっせいに
飛びついたと聞きました。しかし今では他社でもたくさんの選択肢がある中
で基本設計を変えていないのは怠慢という気さえします。

2)は開放ではピントは甘いですがF8程度まで絞れば相当にシャープに
なります。明け気味のときのボケもズームとしては優秀でした。今では
使わなくなりましたが、画質の問題ではなく、最新のレンズは同程度の性能
を持ったまま最短撮影距離がすっと寄れるようになっているので、そちらに
シフトしたからです。

3)前述の通り。

4)ニコンの18mmが20万円近い頃で、手が出ないなか、トキナーが4〜
5万円で出してくれたので飛びつきました。当時はそれほど使うレンズでは
なかったのですが、今ではD1Xなどのデジタル一眼用の広角レンズと
して使っています。本当はもっと広角にしたいけれど先立つものが・・・
本当に35mmフルサイズの超広角相当が欲しい時にはその時だけ銀塩
ボディーを使っています。画質に関しては、以前に私のHPで作例を紹介
しましたように相当にシャープです。多少歪曲が出ますが、値段を考えれば
我慢できます。コントラストは高くはないようで、この種のレンズを使用する
シチュエーションからするともう少し高めでもいいかもしれません。

・・・このように見てくるとトキナーは純正メーカー品では高くて手の出ない
レンズを1/3程度の価格で提供してきてくれた、貧者の味方&レンズメー
カーとしての王道を歩んでいた(おおげさ!)筈だったのに、最近はあるべき
姿を忘れているのではないか?ぜひ再度魅力的なレンズを出して欲しい
ものです。