"kaz hagiwara" <kazhagiwara@yahoo.co.jp> wrote in message
news:3hv0hcFium49U1@individual.net...
> 日本は、中国に対しては二国間条約として「戦後賠償放棄のかわりに反省と謝
> 罪」という約束を取り交わしていますから、中国に対してしたことへの謝罪と反
> 省は日本側の義務です。中国はこの条約によって「日本に決してできっこないこ
> とを義務付けて、未来永劫日本の首根っこを押さえた」つもりでいます。

はたして当初から、そのようなつもりだったかは疑問ですね。
さらに、常にそういう認識だったかは、もっと疑問。
日本に対してどうようというより、国内の権力構造によって
日本に対する態度は変わってきたというより、状況に応じて
かえざるを得なかったというのが現実でしょう。
どちらかといえば、根本においては親日的な現政権にとって、
靖国問題や教科書問題は、放置すれば自分のケツに火が付き
かねない問題です。だから、やいやい言います。

> 一方韓国は、日本との国交正常化の際に金でことを済ませています。

韓国も、状況こそ異なりますが、国内の状況によって対日姿勢を
変えざるを得ないというのは一緒でしょう。
ただ、韓国の場合、歴史的に見ても、異民族と険悪な状況にならないと
国内が乱れるという、どうしようもないところがあります。
で、異民族と険悪になると、日頃はいがみ合っている民族内での
協調ムードが出てきます。南北融和なんてのはこれでしょう。
まあ、それはさておき、

> ところが、皮肉なのは、日本が謝罪の義務を負う中国政府が、現状「本気で謝罪
> されると困る」立場であるのに対して、日本がその義務を負わない韓国政府は真
> に日本の謝罪を勝ち取ることを必要としていることです。

謝罪を勝ち取っては、だめなんですよ。謝罪しろ、謝罪しろという姿勢を
取り続けることが、韓国民の歓心を買う事になるのです。
韓国にしても、日本に謝られてしまっては困るんです。手を振り上げ続ける
姿勢を取りたい点では、中国も韓国も同じなんですよ。
それにまともに対応してしまったら終わりなんですが、小泉首相もわかって
はぐらかしている、というか、3者はグルな気がします。
国内問題をはぐらかす為に、協調して揉めている。なかなか臭い三文芝居
ですが、観客はその気になって見ているから、大根役者というわけでも
ないと思う。