昨日書いたPS/2のトラブル回復に、丸一日かかってしまいました。
とりあえず今日は響鬼だけで。

仮面ライダー響鬼 「四十三之巻 変われぬ身」です。

○アバンタイトル
亥に踏み潰される轟鬼!!
「トドロキ!おい、しっかりしろ!トドロキーっ!!」

病院に担ぎ込まれ、手術室へ。
「・・・ザンキさん・・・ヒビキさんには・・・言わないで下さい・・・。
・・・俺、約束したんすよ。ヒビキさんの分まで・・・頑張るって・・・」

○明日夢のマンション
ママに怪我の治療を頼む明日夢。
「ケンカでもしたか?」
「ち〜がうよ。サッカーの試合で」

お前は三男か?

○京介の部屋
こっちは一人で治療・・・。

○園田総合病院
顔の丸いお姉さんがいる病院(違)。

トドロキが入院した病院。
おやっさん、日菜佳ちゃん、香須実さん、イブキが駆けつけた。
「大丈夫なんですか?!大丈夫ですよね!!」
「今、手術が終わったとこだ。会いに行ってやってくれ」
病室の向かう父娘。
ザンキはイブキだけを押しとどめる。

ナースステーション脇の集中治療室を覗き込む日菜佳ちゃんたち。
がんじがらめにされ、ベッドに横たわるトドロキ・・・。
「トドロキ君・・・、ねえ、トドロキ君!!」
彼を呼ぶ日菜佳ちゃん。

○公園
翌日。鬼修行二日目。
また鉄棒で懸垂をさせられる明日夢たち。
相変わらず全然上がらない上に、早々にダウンした京介がヒビキにくってかかる。
「ヒビキさん!一体いつまでこんなことを続けるんですか?
体力をつければそれでいいんですか?
こんなのが鬼の修行なんですか?」
「基礎体力を見てるんだ。
・・・父親を乗り越えたいんだろ?」
「・・・はい!」
「父親の前に、超えなきゃならないものがあるんじゃないのか?」
「どういう意味です?」
「運動神経が悪かったり、体力がなかったりするのは恥じゃない。
でもな、今の自分を超えていくことが、大事なんじゃないのか?」
「・・・それは・・・」

○園田総合病院
病室で夜を明かした日菜佳ちゃん。
トドロキが目を覚ました。
「トドロキ君!」
日菜佳ちゃんの声に気づいて、ザンキも病室へ。
「・・・ザンキさん、すんません。
なんか俺、・・・ドジっちゃったみたいで・・・」
「・・・」
うなづくことしかできないザンキ。

○路上
明日夢と京介、今度はランニング。
京介、またストップ。
そのとき、立ち聞きしたおやっさんとヒビキの会話を思い出した。

『普通鬼の修行って言うのは、マンツーマンでやるものなんだが・・・』
『いずれはどちらか一人に絞りたいと思ってます』

「・・・安達、お前に負けるわけには行かないんだ」
すかさず、タクシーを止める、明日夢を追い越し、ゴールへ先回り。
・・・したはずが、そこにはヒビキがいた。
「・・・すいません」

やると思ったでしょ?

○甘味処たちばな
さっきの罰か、京介が便所掃除。
「もう!何で俺がこんなことを・・・」

○園田総合病院
日菜佳ちゃんにはずしてもらい、トドロキと二人だけで話すザンキ。
「トドロキ・・・すまない。お前はもう・・・鬼には成れない」
「・・・は?・・・なに言ってんすかザンキさん」
「無理なんだよ!鬼に成るのは・・・」
「へ・・・変なこと言わないでくださいよ。俺、ぜんぜん平気っすよ!ほら・・・ほら!」
ベッドから起き上がろうとして、そのまま転落・・・。
戻ってきた日菜佳ちゃんが、あわてて駆け込んできた。
「トドロキ君!どうしたんですか!!」
「・・・大丈夫っすよザンキさん。俺ぜんぜん、大丈夫っすよ!」
「・・・」

ザンキのザンは、残酷のザン・・・。
それこそ心を鬼にして・・・。

○リゾートホテル?
テレ朝のHPによると、謎の洋館だって・・・。
まさか、あいつらのアジトか?

塗り壁が現れ、建物を踏み潰す!
そこへ身なりのいい男と身なりのいい女が現れた。
身なりのいい男が空中に「封」の字を切ると、それが式神となって飛ぶ。
だが、塗り壁は受け付けない。
「封印が効かない」
「やっぱり、大蛇が始まっているということか」
二人で同時に気を飛ばし、塗り壁を粉砕する!
「鬼ばかりに頼ってられないな・・・。このままじゃすべてが滅びる」

さあ大変だ。銀河系の反対側からボーグが来た!って感じ?
誰がロミュランやねん?

○室内プール
京介にビート板を渡すヒビキ。
「こんなもの、必要ありません!」
と、言って飛び込んだが・・・一向に進まず。
結局溺れそうになり、ここが限界と見たヒビキが飛び込んで助ける。

「溺れるって言う経験を、今したんだ。
経験は修行になる。落ち込むな!」

○園田総合病院
ザンキが待合室にいると、おやっさんがやってきた。
「・・・やはり、再起不能らしい。残念だが・・・」
「残念・・・。そんな言葉で済まさないでください。
やつは・・・トドロキは根っからの鬼なんです。
鬼であることが、奴の全てなんです」

○幼稚園
ひとみちゃんが新しく始めたこと。それはパネルシアター。
要するに紙芝居のようなものか。
蛍光ペンで書かれたキャラクターを、ブラックライトで浮き出させて演じる。
演目は「マッチ売りの少女」で、ひとみちゃんがナレーション。
明日夢とあきらちゃんが招待されていた。
「すげえ。持田いつの間にこんなこと始めたんだろう?」
「持田さん、上手いですね。
こういうのをパネルシアターって言うらしいですよ」

入り口に書いてあったでしょ、あきらちゃん。

○園田総合病院
日菜佳ちゃんがトドロキに食事をさせようとするが、一口も食べてくれない。
「・・・忘れたんですか?一緒に温泉に行く約束」
「・・・」
そこへまたザンキが。
「困った奴だな。わがまま病か?」
「・・・ザンキさん、頼みがあるんすけど。
俺・・・生きてても仕方ないと思うんすよ。
いっそのこと、ザンキさんの手で・・・」
「なに言ってるんですか、トドロキ君。・・・そんなこと・・・」
「・・・」
「ザンキさん」
「・・・トドロキ、俺は今、心の中でお前を殴った。感じなかったか?」
「・・・」
「たとえ鬼に成れなくても、お前は鬼の修行を積んだ者だ。
教えたはずだよな。鬼というのは、一つの生き方だと。
常に自分に勝つ。そういう・・・生き方だと」
「わかってるっす。・・・わかってるっすけど・・・。でも俺・・・」
トドロキの目に涙があふれてくる・・・。
「お願いです。一人にしてください・・・一人に・・・」

心に沁みますねえ。

○千尋の谷(?)
「早く登って来い!」
頂上でヒビキが待つ。
京介と明日夢が崖を登る。
転げ落ちた京介が見上げると、明日夢はすでに崖の上に着いていた。

『いずれはどちらか一人に絞りたいと思ってます』

ヒビキの声を思い出し、再び登る京介。
やっと頂上に着いた。
「よし、二人ともよく頑張ったな」
京介は見てほしいものがあるといって、不知火號の荷室からバッグを取り出した。
中に入っていたのは、トロフィーに賞状。
「これは数学の全国大会で優勝した時の物。
これは絵画展で入賞したときのもので、
これは書道でもらった奴で、他にもまだまだあるんですよ。
俺には優れた点がたくさんあるってことですよ。安達君なんかよりずっとね。
それをわかって欲しくて」

鬼に成っても、役に立ちそうもないなぁ。

「・・・」
トロフィーを全部返すヒビキ。
「過去は全部忘れろ」
「どういう意味です!」
「明日夢、お前はもう帰っていいぞ。京介は、もう一回崖登りしようか?」
「ふざけるな!わかってんだ!
あんたは本当は俺のことが嫌いなんだ。
どうせ俺を落として、安達を選ぶに決まってるんだ。
辞めてやる!お前の弟子なんか、こっちから辞めてやるよ!!」
「桐谷君!!」
明日夢が追いかけようとしたとき、携帯が鳴った。
ヒビキにだ。

・・・まだ買ってもらってないの?

「ヒビキさん、日菜佳さんからです」

ヒビキは現地へ不知火號で来てるが、誰が運転したんだろう?
四輪の運転も鍛えたのか?

○三浦海岸
周辺を警戒するイブキ。
サポーターはザンキが務める。
「心配すんな。ちゃんとサポートするよ」
「・・・」
そこへ茜鷹が帰還。当たり付き。

行ってみると、巨大な化け蟹が海から出現した!
変身しようとしたイブキを、さらに多数のうわんと天狗が襲う!!

○園田総合病院
『鬼というのは、一つの生き方だと。
常に自分に勝つ。そういう・・・生き方だと』
ザンキの言葉をかみ締め、必死にベッドから体を起こすトドロキ。
でもやはりベッドから転げ落ちる。
這ってでも前へ進もうとするが、足が動かない。
そこへ現れたのはヒビキ。
「頑張り屋だな、トドはいつも」
「すいません。俺、ヒビキさんの分まで頑張るべきなんすけど・・・」
「・・・ありがとうな。でもお前は十分頑張ったじゃないか。
また元気になったら、一緒に人助けしてくれよ。
今度は俺が頑張る。お前を待ってるから」
ヒビキの情けが身に沁みて、泣き崩れるトドロキ。
そこへ日菜佳ちゃんが。
ザンキたちからの応援要請だ。

○三浦海岸
鬼の洗濯板の上、孤軍奮闘する威吹鬼。
そこへようやくヒビキ到着。
「遅いぞお前、なにやってたんだよ!」
「力を貰ったんですよ」
「・・・いいよ。早く行け!」
「行ってきます。シュッ!」〆
アームドセイバーで音角を鳴らし、変身!!
「ヒビキ、装甲!」
参集するDA!
頼もしい応援に、威吹鬼も奮い立つ!
鬼神覚声と疾風一閃で魔化魍を一気に片付ける!
だが、それで終わりではなかった!
さらに化け蟹が三匹!
巨大な鋏で威吹鬼が弾き飛ばされた!
威吹鬼たちにジェットストリームアタックをかける化け蟹!(違)
仲間のピンチに再び烈斬を持ち出し、音枷を装着して掻き鳴らすザンキ!
自らの命を削り、戦いに赴く斬鬼・・・。


今回は重かった。
やっぱり前座のマジレンを先に書かないと、どうも調子が出ないです。
明日朝早いので、マジレンは後ほど。

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「蒸着せよ!!」 Red Lantis redlantis_@Yahoo.co.jp
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