NHK BS2でTOSのデジタル・リマスター版が始まったので、見てみました。
米国でのデジタル・リマスター版の放映順ということらしいのですが、米国で
のオリジナル放送順でも14話の「宇宙基地SOS」から。次回は同8話の「400歳
の少女」とのことで、どういう理由で順番をつけているのかよくわかりません。:)

BS2では2ヶ国語ではない日本語のみのステレオらしく、元々なんて言っている
のか確認するのにはDVDを引っ張りださないといけないので、やりませんでした。
画面も16:9になっていましたが、横に引き伸ばしたんでしょうか。

肝心のデジタル・リマスターによる修正ですが、今回は第1話なのかむかしと
絵や効果をガラッと変えたところは少なそうでした。
TNG以降もエンタープライズ-Dやヴォイジャーはミニチュアで撮影しているの
ですが、オリジナル・エンタープライズはCGが入っているので、よけいCGくさ
くなっていますかね〜。ロミュラン・バード・オブ・プレイもアップ時はTNG
以降のちょっと汚れをつけたような表現になってましたが。
フェーザーやロミュラン・バード・オブ・プレイのプラズマ砲(でしたっけ)は
'60年代くさいテイストを残したままでした。クローキングもTWoK以降のもや
もやがなかったですし。
ロミュランとの中立地帯を飛ぶ彗星が一番変わってたんでしょうね〜。(DVDと
比べてはいませんが) DS9のオープニングみたいなのになってました。

で、かんじんの本編なんですが、考えたらちゃんと見るのは20年以上ぶりなの
でだいぶ忘れてました。
・コースを変えたことがセンサーでわかるのなら、可視光線で見えなくても攻
  撃できるだろ
・防御スクリーンの破片ってなんじゃい(これはオリジナルを確認していない
  ので shields と言ってないのかもしれませんが)
・バード・オブ・プレイのブリッジの潜望鏡や沈没を装って資材を放出するこ
  とから潜水艦戦のメタファなのはわかるが、「静にな」と小声で話したり、
  大きな音を立てたら探知されたり、ってパッシブ・ソナーで聴いてるんかい。
  というか、宇宙空間だろ。
てなツッコミはおぼえがなかったので、昔はスルーしてたんでしょうか。^^;

スポックがロミュラン(とは言ってないが)は残忍なので妥協できない、という
ようなことを言っていたりするのが、この時明らかになっていないバルカンと
の関係がうかがえておもしろい。
ちなみに操舵手がフェーザー砲座に行った後ウラが引き継いでましたが、緊急
事態じゃなくても操舵できるってことが初期から画面に出ていたのが新発見。

# まあ、ものおぼえのいいヒトは昔から知ってたんでしょうが。
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  恵畑俊彦                        Shields up, photon torpedo armed,
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