竹田@ZAQ大阪です。


 土曜日(28日)のNHKのニュースを見て、これは行かねばならんと
福知山まで行ってまいりました、福知山のミニSLフェスタ。

 特急を使うと大阪から福知山まで約3700円。乗車券だけなら半分の
1900円。さて大阪で発車案内を見ると、北近畿より丹波路快速の方が
先に発車するので、「快速で逃げ切れる所まで逃げて特急券代をうかそう」
と計画。結局、快速の終点篠山口まで逃げ切り、後続の北近畿には4分の
連絡。普通に乗るにはさらに30分待ち。それなら北近畿に乗っても良い
かと、新幹線以外じゃ何年かぶりに『特急』に、また初めて『L特急』に
乗りました。
 篠山口からの自由席特急券代は630円。この特急券代を払うのに、車
掌の居場所を突き止めるべく、どこで車掌がアタマを出すのかとホームで
見てるとさすがたった4両の特急、単純明快に最後尾でした。そのおかげ
で、車掌を呼ぶのに開けてもらった扉から、183系の運転台と貫通路の
様子がよく分かりました。

 福知山駅から7、8分のところにある広小路通りと御霊公園。ここを使っ
て1周約700mのライブスチーム用の線路を引いてある様子はなかなか見
応えがありました。公園内はともかく、短いとはいえ(細目の)片側2車線
道路を締め切ってまで線路を引き、ところどころに緊急給水用の引込み線ま
で設けて、その上を公称85両のライブスチーム(全部がライブスチームで
はないのですが)が続行運転。これが結構なスピードで走るんですわ。公園
内の『車庫』には、これもなかなか立派なトラパーサーまでしつらえ(2台
で、15線程度×4列)、給水給炭、客乗せ客降ろし、あるいは時間調整で
石炭煙を吐き続けるので辺りが煙っているというなかなかの光景でした。梅
小路が、転車台があることと実車であることを除けば、見方によっては福知
山の方がおもしろいかもしれません。何事もなければ、来年も10月のラス
トの土曜日曜に行われるということで、楽しみが増えました。

 帰りは、篠山口まで普通、乗り継いで以降大阪まで快速で帰ってきました
が、黒井か石生あたりで対向福知山行きの待ち合わせをするのに対向がこな
い。結局10分弱待ってましたが、その間車外へ出て車籍を見てビックリ。
大阪側制御車が『大ヒネ』の山陰線塗り(福知山側も山陰線塗りでしたが車
籍は不明)、中間車は京キト(キトってどこでしたっけ? 梅小路?)の湘
南塗り。つまり、113系なんだけどビミョ〜なチンドコ。大ヒネは「あ、
なるほど」と思った痕跡が残ってまして、こげ茶色のペンキがはげたところ
から、青いペンキと橙色のペンキがのぞいてました。

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 とことで、福知山市は『鉄道のまち』として売っているそうで。実際福知
山は、過去には管理局がおかれ、また広小路通りわきにSLの静態保存と福
知山鉄道館という施設もあるのですが、現在の福知山駅及び周辺はというと、
真新しい高架駅舎と、地平時代のホームは全て解体されて現れた広大な空き
地と、ひっそりとKTRの福知山駅があるだけ。地平ホームの撤去後を見る
に、高架化前はなかなかの規模の駅であったことは想像に容易いのですが、
今の状況で『鉄道のまち』というのは少々寂しいものがありました。
 なにがあれば『鉄道のまち』と言うに堪えますでしょうねぇ。機関区もし
くは機関区跡なんかがあって、転車台か給水塔の跡でも有ればバッチリでしょ
うか。


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