いいじまです。

>         > fj の憲章は、会社からfjに投稿する許可に対して、
>         > 肯定も否定もしません。fjの投稿が正当な会社があ
>         > るのは、憲章とはまったく独立な話です。あったり
>         > まえ〜
> 
> (1)ここでは、「会社からfjに投稿する許可に対して」とありますが、まず、
> そこにい言う「許可」は誰が誰に与える許可だと、fj(への参加者)は捉えるべ
> きなのでしょうか?(わたくしも参加者の端くれですから気になります)

省略されている字句を補うと、
        (従業員が)会社からfjに投稿する(ことについて会社が与える)許可
と解するのが自然でしょう。
会社(上司だったり、ネットワーク責任者だったり)が従業員に与える許可です。

> (2)何に対して「否定も肯定もし」ないのかはかなり不分明ですが、不分明に
> は目を瞑り、では、
>       fjはどういう態度で「あるべき」
>       fjはどういう姿勢を「持つべき」
> なのでしょうか?

「fj はこの件についてはノーコメントとし、各組織の理性的判断に委ねるべき」
というのが私の見解です。

> (3)もし、仮に現在拘禁中のものや服役中の者あるいは暴力団組織の者が可能
> な然るべき方法でfjにアクセスしてきた場合も、「肯定も否定もし」ない、とな
> るのでしょうか?そして、この場合のそれが意味するものは何なんでしょうか?
> 「受け入れる」ということなのでしょうか?

投稿内容が適切であれば、受け入れる以外の方法はありません。
というか、締め出すための手段も、それを発動すべきかどうかの基準も、投稿元
の回線を提供している人以外にはできません。収監中の人が監獄から投稿するな
ら監獄の責任者。弁護士に代筆させるならその弁護士の加入しているプロバイダ。
(この場合は所属弁護士会という手もありますが。)暴力団員ならプロバイダ。

> (4)改めて、わたくしは、憲章は「肯定も否定もし」ない、というような、か
> なり消極的な理解の仕方ではなく、積極的に「どういう姿勢でいるべきか」とい
> うことが示されかつ理解される方がよいと考えます。いかがでしょうか?

今や無理でしょう。fj は「全権を掌握した最終判断者」を置かない体制で今まで
運営されてきましたので。メーリングリストや web 掲示板なら話は別です。

憲章は、最大公約数的なものを目指して、あえて玉虫色のままにしている部分が
あるのです。

> (5)また、ここでは、「fjの投稿が正当な会社」という表現も為されておりま
> す。「fjへの投稿が正当な(業務行為と見なされている)会社」というものが存
> 在する事を述べているわけですが、ということはその裏に「fjへの投稿が正当な
> 業務行為とは見なされていない会社」も存在する事を同時に述べていることにな
> るわけです。

その通りです。現に「119番ポート封鎖」かつ「Google Groups への http アクセ
スも封鎖」という会社なりお役所なりはたくさん存在するでしょう。

#少し前に某県職員の方とお話しする機会がありましたが、その県のネットワーク
#からは、私が一般に提供している Excel 用テンプレート類のサイトがブロック
#されています。

> この記事は、ただそれはfjの憲章とは全く独立だと言います。では、
>      その「独立」の意味するものはなんでしょうか?

河野さんがいつもの癖で自然科学系の単語を使っちゃったかな。
自然科学系では、「独立」は「無関係」の類義語です。

憲章では会社からの投稿の可否についてはノーコメントになっている(というか、
あえてそうしてある)ので、

        「現行憲章の文面」と「会社からの投稿の可否」とは「無関係」である

と言い替えれば通じますか?

憲章だけがfjのルールだけではありません。NGMPもあるし、慣習法や判例法のよ
うなものもあります。「会社からの投稿の可否」は、今のところは慣習法のカバ
ーする範囲です。


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飯嶋 浩光 / でるもんた・いいじま   http://www.ht.sakura.ne.jp/~delmonta/
IIJIMA Hiromitsu, aka Delmonta           mailto:delmonta@ht.sakura.ne.jp

───【今日のひとこと】────────────────────────
言葉はわかるためにある。文章は読んでわかってもらうためにある。
         ――松本清(薬局マツモトキヨシ創業者・第9代松戸市長)
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