Ishidan wrote: 
> fj.engr.elec を追加します

 こういうのは電気工学じゃなくて材料工学か物質科学だと思うんですが。
ですんで、フォロー先はfj.engr.materialsにしておきます。

> リードに巻いてあるモリブデン箔が350度で酸化し、石英
> は900度程度で失透(結晶化)が起きるそうです。

 手元の「化学小辞典第2版」(三省堂)では、Moは500℃以上で酸化してMoO3となる、
となってます。多分大気圧下でしょうね。酸素分圧がどれだけでの話か、ということは
ありますね。
 一方、石英ガラスの方ですが、900℃程度というのは多分ガラスからtridymiteが
晶出する温度(867℃, 1気圧下)でしょう。
 手元にあるのは「ガラス工学」(共立出版、1958年初版)では、熱によってガラスが
割れる理由として、まあ単純に言えばガラスを作るときに入った細かい疵が元となって、
全体が割れるんだそうです。この細かい疵のことをGriffith's flawといい、ガラスを
急熱して膨張もしくは急冷して収縮させると、その内部に発生する応力がこの
Griffith's flawに集中して破壊が起きるのだそうです。詳しいことは、そういった
ガラス工学の本をご覧ください。
 
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\\           …   佐脇貴幸
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