Murakiさんの<3f70c240$1_6@news.premium-news.net>から
>
>"Muraki" <muraki_n@doglover.com> wrote in message
>news:3f703721$1_6@news.premium-news.net...
>>
>
>若ければよいという発想は、危険だよ。

>改憲論のまえに、家産官僚機構を制御する、廃止する、そんな拮抗機構を樹立する必
>要必至である。
>政党のマニフェストにナゼ、正々堂々とその文言がでないのか。政党政治の自らの放
>棄か。
>
>このままいけば、行き着く先は見えている。知識階級の怠慢。

同感。
軍隊というのは、これは最強の官僚なんだよ。
みんなその議論をしない。これは古今東西皆同じ。軍というのは最強の家産官
僚制度なんだよ。通常、誰の財産を守る軍隊かは主人が誰かによって決まる。
主人が国王なら国王の軍隊。主権者が君主なら君主の軍隊。独裁国家ならたと
えば、独裁者の、つまりスターリンの軍隊であり金正日の軍隊。民主国家な
ら、本来は主権国民なら国民の軍隊のはず。しかし、家産官僚制である限り
そうはいかない。官僚が自らを主人としている限り官僚家の軍隊になる。これ
は憲法論議の範疇を超えている運用レベルの実態。つまり、君主をお飾りにも
出来るし国民をお飾りにも出来る。実質、自分が主人として機能できるわけで
す。家産官僚制の原点はここにある。独裁者の家産官僚機構となるか、主人が
いなければ自らが、主人となる官僚家の財産を管理するいわゆる家産官僚とな
る。

そして、軍は、特殊な官僚機構である。そこには法とは別に、銃口を持つ点が
異なる。軍が、国民を主人とする家産官僚というなら、矛盾する。国民を主人
とするなら、胸下三寸でことをきめられる人間の恣意が意思決定する家産官僚
ではなく、法に基づく法衣官僚機構にならねばならない。わが国は、法衣官僚
機構の皮をきた家産官僚機構である。これは、各省庁からの通達が紙切れ一枚
のどうにでも発令できる大まかな文言があり、官僚が恣意に基づき下々に細か
い通達を出していることで証明される。

わが国はこの家産官僚機構により、今日の経済的低迷を招いている。
公開資本市場開設をし、公開労働市場を開設し、有効需要そのものである「投
資の機会」を作らねばならない。いまは中小ベンチャー企業の設立が著しく疎
外されている。
一円資本で登記が出来てもそれでは実質運転資金にはならない。銀行からの間
接融資は、実質的に倒産に値する銀行により、自己資本の維持のためだけに生
きてるため受けられない。貸しはがしまである。銀行本来の業務が出来ないで
居る。官僚は銀行に金をたれながし、銀行を通してしか金を借りられない企業
に生きるすべはない。銀行は機能していない、死んでいる。それを無理に生か
すのは官僚の銀行を使っての産業支配の何ものでもない。腐った銀行は倒産さ
せねば生きてる企業までが壊疽で腐って死ぬ。すでにこれはひろがっている。

このような家産官僚機構を別系統で、強力に監視しない限り、官僚機構はその
腐敗によりわが国を食いつぶす。
権力は腐敗する。官僚機構を腐敗させないためには、アメリカの大統領制の
ように大統領が代われば役人一新となるか、スターリンのようなKGB機構で
官僚を監視するか、中国の明のような厳罰で官僚を震え上がらせるか、何らか
の別系統の組織による監視機構が不可欠である。
このような、銃口を持たない家産官僚制度に対してさえ、わが国民は一切、監
視機構を持っていないではないか。今のオンブズマン制度では屁のツッパリに
もならない。情報公開法で官僚機構の監視を鋭く監視することのできるもので
なければ、さらに厳格な刑罰で処罰するなり、さらに任期制で総入れ替えする
なりしなければならないのに、わが国は家産官僚制度に対して一切の監視機構
を持つまでには遠くいたっていないではないか。
しかるに、軍は、家産官僚機構の中でも突出した暴力という銃口を持った最強
の官僚制度なのである。陸軍においても、海軍においてもわが国は、それぞれ
の機構が互いに敵視しあうほどの各官僚機構を内部に深く根を張っていた。軍
そのものがさらにそれぞれの城壁を奥深く持っていたのである。軍は最高最強
の官僚機構であることを忘れてはならない。このような最高最強の官僚機構
を、丸腰の今の官僚機構でさえ監視できない政治家と国民がどうして監視でき
ようか。改憲を急いで、軍を憲法において容認するという意見が、政府自民党
により2年以内に取りまとめると任期まで小泉首相は示した。だが、家産官僚
機構を監視する声は、いかなる声もあがってはいない。癒着断ち切るなどとい
う生易しいもので何も変わりはしない。監視機構が作られねば、ならない。
このまま、改憲、軍の容認に進めば、丸腰の官僚制度さえ監視できない政治
家、政党、国民が何ゆえ最強の家産官僚制を監視できようか。

景気回復を願う道の途上で、わが国においては今分水嶺にたっている。
軍拡は明らかに一時の有効需要策である。ヒットラーに見るまでもない。米国
ニューディール政策でも空母を作っている。しかし、この有効需要は、破壊を
定期的に繰り返さねば成り立たないものである。アメリカの軍事予算維持のた
めの周期的な戦争実施は別に目新しい指摘ではない。事実である。
わが国の不況脱出がこのほうを選択するのか、それとも、本来の資本主義精神
にのっとり、健全なる複式簿記で、倒産したものは退場してもらい、家産官僚
制度を監視する機構を持って健全なる、合理的な経営と合理的な自由市場によ
り、経済の活性化をはかるのか、いまや二つに一つ。

形勢は、資本主義精神のない我が国民は、ヒステリックな烏合集団に化しつつ
ある。繰り返すが、家産官僚機構を監視し、法衣官僚機構へ向かうことで、さ
らに公開労働市場、公開資本市場、さらに、官僚制度の任期制などで、わが国
は内需拡大策、経済再活性をいくらでも図れる。
大臣選びではわが国は変わらない。人気投票はもう、やめる時期に来ている。
分水嶺に立つ国民は、この地獄と天国の境を、ただ傍観して生きるべきではな
い。家産官僚機構を、一国も早く制する策をとるべきである。
そのための最高最善の方法は、次期総選挙での、意志表示である。まずは野党
第一党に投票を集中するのが最善の道である。政権交代が必要。野党第一党は
第二自民党とならずに、掛け声とパフォーマンスのみの小泉さんの二番煎じに
なることなく家産官僚制の監視機構を樹立することをたかだかとマニフェスト
に記述すべきである。念仏信者もいい加減、政治は念仏集団任せでは機能しな
いことを知るべきである。念仏は念仏、投票は投票。政権交代で家産官僚制を
打破しなければ、日本の夜明けはない。民主主義は、自らが参加し、日々変え
ていくものである。社会への契機というのは至言。黙っていて、転がり込んで
くるようなものは、偽物である。政権交代すべし。発言をすべし。沈黙は暗黒
につながる。黙っていても、家産官僚制機構により救われることはない。

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