"N.S." wrote:

> "M_SHIRAISHI" <eurms@apionet.or.jp> wrote in message
> news:3F589A01.9C91B997@apionet.or.jp...
> >
> > 今の量子力学は、根本的なところが、やはり、どぉも「オカシイ」。
> >
> > 素粒子の存在の確率(or 確率密度)が、物理空間を波動となって伝播
> > するなんてことは、確率の本性からして、≪論理的に≫在り得ない。
> >
> > 「通貨価値の変動」が波動となって物理空間を伝播して来ることなど
> > 在り得ないのと同様に。
> >
> > # 通貨(例えば、米国ドル)の価値の変動は、電話とかテレビとかの
> > 物理的手段でもって、我々に伝えられて来るに過ぎず、米国ドル価値
> > の変動自体が波動となって物理空間を伝播して来るわけでは、決して、
> > ない。
> >
> > ## 同様に、素粒子の存在の確率(or 確率密度)の変動も、“確率波”
> > などという「非-物理的な波動」ではなくして、素粒子に先行して伝播
> > する実在的な何らかの「物理的波動」によって伝達されている筈である。
> >   そして、その「物理的波動」は、エネルギー/質量を運ぶわけでは
> > ないのだから、光速ないしは超光速で伝播するものであったとしても
> > 相対論とは矛盾しない筈である。
> >
>
> 最近
> 「シュレディンがーのジレンマと夢」 確率過程と波動力学
>                      長澤正雄著 森北出版
> という本をみつけました
> 私には真偽を判断する能力はありませんが
> 新しい数学的アプローチの本らしいので
> M_SHIRAISHIさんにはあっているのでは?

シュレーディンガー方程式を確率過程から導出して、量子力学を
確率過程として解釈するという説は、30年くらい昔に Edward Nelson
という学者が唱導したもので、何ら新しいものではありません。