古寺です。

YUJI OHSAKI さんwrote:

> いうことは知ってました。パラツインの場合、RZ250のようにマフラーを車体の
> 左右に対称的に出すレイアウントが多いと思いますが、R1-Zは車体右側に
> 2本出ているじゃないですか。このルックスがなかなか新鮮でカッコイイと
> 思います。

まあその点についてだろうなとは思ってましたけど、あれはV2だと珍しくない
けどパラツインでやると珍しくて新鮮とか、そんなものでもないしで。えーっ
と、単に当時の技術潮流で有ったようなもんで。
チェーンの有る側にマフラーを配置しない方がチャンバー容積が稼げるという
考え方は昔から有ります。'80年代前半まで、2st公道用市販車は大容量の
チャンバーなど付けず、一見ストレートなメッキマフラーの中で、サイレンサー
や膨張室効果も持たせてたわけですが。'70年代後半からのTZ750(パラ4)で
アンシンメトリックな排気系取り回しをするにあたって(クランク室下のスペー
スが不足し、1本がシートカウル内を迂回する)右3本、左1本出しとかになって
ました。

#うっ、つい源流を考えてしまった。読み流して下さい。

暫くは2本を割り振るなら左右各1でも出来るというのがメーカーのやりかた
だったようですが(4気筒だと2本はシートカウル内から後方排気が主流に)。
直接はイタリアからGPに参入してきたカジバあたりから、下側マフラーを右に
まとめて出したり、更にスイングアームを「への字」に曲げたりが出てきた
というのが有って。
流れ的にはR1-Zというか、Vガンマあたりを言った方が適切なのかも知れませ
ん。