常泉です。

T理論は質量不変の理論ですから、
相対論で認められる質量の方向依存性はT理論では認められません。
質量が方向により異なるということは、それだけで物理的矛盾であり、
相対論が疑われる十分な根拠になるものです。

T理論は質量不変の理論なので、相対論のように、縦質量・横質量などというものを考えなくとも、
観測事実を説明できる理論になっています。
この場合、何故、T理論では質量不変となるのかを理解することが大切です。
闇雲に質量不変と言っても意味はありません。
そこで、T理論でどのように質量不変が成立するかをゆっくりと説明していくことにしましょう。

この説明はいきなり質量の話からは始められません。
ここはT理論の核心部分でもあるため、T理論の公理から始めなければなりません。
T理論の公理は、相対論の光速度不変の仮説あるいは仮定に代わる、
T理論の物理理論としての独自性を明確にしているものです。
(光速度不変を証明する実験と従来考えられているものは、
T理論で見直せば証明にはなっていないことに注意してください。)

T理論の公理は2つに分かれています。

「公理1:光速度cと時間tの積で表される1つの時間座標ctと、
3つの空間座標x、y、zから成る4元直角座標で表される(局所)慣性系は
一様かつ等方である。
異なる(局所)慣性系間では、それぞれの座標の基底ベクトル成分は均等な変化のみが許される。」

「公理2:不変座標に対し、異なる(局所)慣性系間の4元直角座標の基底ベクトルの内積は不変である。」

ここで特に、
公理1から
異なる(局所)慣性系間では、基底ベクトル成分は均等ならば変化が許される事。
公理2から
内積が不変になるのはT理論で新たに定義された不変座標のみである事。
に注意しなければなりません。これらは従来の物理学では認められていないことです。

このように、従来の物理学にとらわれず
新しい発想で新しい物理学を考えることから、難局を打開する道が開けるのです。

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常泉 浩志

相対性理論は間違っています。量子論も修正が必要です。
私は、新しい物理学の到来を告げる「T理論」を提唱しています。
「T理論」は、相対性理論の代替理論であり量子論も修正する理論です。
http://www.ni.bekkoame.ne.jp/tsuneizumi/

    − T理論を構成する物理の基礎 −
(1). 時間は普遍(絶対)である。
 従って、光速度不変という異常概念は不要となる。
(2). 物質の波動関数は実在であり、確率(振幅)ではない。
 これから、光は実在せず、仮想の物理現象となる。
(3). 質量エネルギーは不変である。
 速度が変化しても質量が変化することはない。
(4). 力の大きさは従来の2倍である。
 遠隔作用で交換されるエネルギーに関連し、量子論で重要になる。
(5). 速度の異なる系間では4(次)元座標が均等に収縮する「T収縮」が起こる。
 4(次)元座標は現実の空間の座標ではなく、作用空間の座標である。