河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <1172313922.964265.50010@t69g2000cwt.googlegroups.com>, "Yamagen" <nory@kmf.biglobe.ne.jp> writes
> Fが観測量でないとのことですが、
> なぜですか?

それは、量子力学では位置と速度を同時に観測することができな
いからです。

> 力学は一部、量子力学で説明できるかもしれませんが、
> 統計力学が熱力学を説明するとは思えないし、
> 量子光学が古典光学を説明するとは思えないし、
> その上に統一理論ってなに?って感じです。

ん〜 少し思い違いがあるような気がする。僕はどっちも
説明になっている(近似として)と思うけど。

> 僕は、数学は理論の道具で、物理の理論は実験の道具
> でしかないと考えている人間ですけど。
> (ファイマンダイアグラムはパズルにしかみえないです)

ファインマンダイアグラムは、実は、ハミルトニアン(あるいは作
用積分...) の(意味のある)相互作用項を図にしただけです。なの
で、数式処理のための図だと思った方が良いですね。なので、パ
ズルだというのは、かなり当たった理解だと思います。

> 2. 統一理論の形ギ上学(漢字が分からない)での捕らえかた

それは「けいじじょう」と読むものなので...

アインシュタインの一般相対論は、ゲージ理論のさきがけでした。
ゲージ理論は、自由度(次元)の大きな理論を立てて、その自由度
をゲージ対称性で制限してやるという手法ですよね。それで、自
由度を大きく取れば、重力とか電磁気場とかを含む理論が作れる
んじゃないかという一種の流行だったのだと思う。実際、標準理
論は、結構、うまくいっているわけだし。

発散の困難に飽きて、超弦理論にいった人達もいますが...

---
Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科